2018/6Bの日記

 最近は2週間に1回のペースで醸造していたわけだが、ちょっと疲れたし、在庫がかさんできたので今週はお休みにした。それでもヴァイツェンは瓶詰めしなければいけないので、はい、働きましたよ。

 

 ヴァイツェンといえば元祖ヘイジー、白濁としたビール。しかし、これも放っておいたら清澄しちゃう。こちらの写真は、2次発酵を終えたヴァイツェンの上澄みをすくって測定したところ。かなり透明。

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 こちらの写真は容器の底に溜まったセジメントをあえて舞い上がらせた状態。うん、白くていいね!この状態で瓶詰した。

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 さて味見。先週の日記では良い出来を報告していたのだが、その翌日の味見では、フレーバーが感じられずスモーキーさと酸味が増して、あれ?っという結果だった。やっぱヴァイツェン難しいなとゲンナリしていたのだが、しかしこれまた化けた。フレーバーはそれほど強くはならなかったが、ほんのりとしたイーストの甘みと酸味のバランスが絶妙でうまい。味見のビールをゴクゴクと飲み干したのなんて初めてだ。

 

 ここ最近の成功の理由を考えると、やっぱ、イーストのスターターのおかげだと思う。醸造の前に2~3回スターターを準備し、イーストをしっかり元気な状態にしてあげると、これだけおいしいビールができる。これはもう確信に変わった。モルトやホップの品質がちょっとばかり悪くても、イーストがカバーすれば失敗しないと考える。やはりビールの魂はイーストだ。

 ただ、1リットル程度の低比重の麦汁を準備するためにドライモルトエクストラクトを使っていたのだが、すぐに底を尽きてしまう。当たり前だがそんなものスーパーとかに売ってない。ニュートリエント使っているんだから砂糖でもいいんじゃない?と考えたが、アドブル先生のHPは「砂糖じゃイーストの成長に必要な栄養素が足りない」と言うので、ちょっと躊躇してしまう。そんな中見つけたのがこれ、麦芽糖の水あめ。お菓子屋さんに並んでいて確認すると「麦芽糖100%」とのこと。これはスターターに使えるということで買ってきた。400gで600円だった。

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 お湯に溶かして糖度を計測して、投入した分量から砂糖の含有量を逆算すると94%。少し高めに精製されてることが分かった。たぶん栄養素は欠落してるんだろうけど、グラニュー糖使うよりは気分的にいいでしょ。色はとても透明に近いので、醸造に使うのもいいかもね。

 現在はセゾンイーストのスタータを作成中。来週は仕込むぞ~

 

以上