今回、久々に新しいスタイルに挑戦してみる。挑戦するのはこれ。アメリカンウィート。ちなみに飲んだことない。
内容はこんな感じ。
・ヘーフェヴァイツェンとはちがうよ
・クリーンで適度なフルーティとクリスプ感が特徴
・モルトは、US 2rowとWheat。ryeの追加可。US 2rowの一部(トータルの1/4)をPilsnerでもよい
・マッシングはミドルボディ目指して67℃
・ホップはモデレート。モルトとバランス取れ。柑橘アメリカンホップの選択可。
・Bitterness ratioは 0.3~0.7。 0.4が多い
・イーストはWLP320、Wyeast1010。それがないなら、それらイーストはケルシュの派生だから、ケルシュがいいかも。それもないならWLP001、Wyeast 1056、US05でいいけど、発酵条件はアメリカンウィートの特徴が出るように気を付けろ
以上
ラグニタスのヴァイツェンは飲んだことある。イーストの主張が控え目で、それでいて物足りないってわけではなくて、ほのかな柑橘アロマとのバランスが良かったのを覚えている。これがアメリカ流のヴァイツェンで、アメリカンウィートってスタイルなんだろうなって勝手に想像していたら全然違うスタイルなんだよね。
Bavarian-Styled Doppel Weizen | Lagunitas Brewing Company | BeerAdvocate
さて、レシピはどうしましょう。いきなりケルシュイーストと言われても、準備に時間がかかる。アメリカンエール系のイーストなら万端なものがあるので、それでいいだろう。US 2rowも切らしている。考えたのがこちら。
Batch Size
9.5リットル
malt
ウィートモルト 47%
グラニュー糖 10%
SRM=3.25
mash
シングルインフュージョン 60m
boil
60m
hop schedule
アマリロ 8g 60m
アマリロ 7g 10m
アマリロ 10g 0m
IBUs=20.2
Yest
WLP060 American Ale Yeast Blend
モルト構成は、モルティに偏るのはNGなので、グラニュー糖でバランスをとるように工夫した。WLP060イーストは、WLP001よりもクリーンなフレーバーでラガーに近くなるとのこと。アメリカンウィートスタイルを作るために準備したわけじゃないのに、キャラクターがばっちり。ホップは深い意図はない。アマリロのフレーバーっていまいち覚えていないのだが、名前がかっこいいよねアマリロ。
こちら、チラー後の移送シーン。ウィートが半分近く入っているからか濁っているね。完成時も、濁っていたほうがいいのだろうか?
さらに、このバッチを通して実験したいことが出てきた。マタンゴセゾンの経過を見るに、イーストパワーは証明されたと思っているのだが、今度はそれをコントロールできるようになりたい。今まで得た知識から、イーストが活動できるぎりぎりの低温で発酵させると、エステルを抑えたクリーンな味になると記憶している。ここ最近は、一次発酵の前半は20℃くらいにして、後半に22~25℃に昇温。その温度で、むせ返るようなエステル香を作り出せている。今回は終始18~19℃でフィニッシュさせて、しっかりクリーンをキープできるか試してみようと思う。
以上
※追記 完成品の感想はこちら
2018/7Mの日記と戦績 - homebrew diary