アメリカンウィート(Ver201806)

今回、久々に新しいスタイルに挑戦してみる。挑戦するのはこれ。アメリカンウィート。ちなみに飲んだことない。

 

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 内容はこんな感じ。

・ヘーフェヴァイツェンとはちがうよ

・クリーンで適度なフルーティとクリスプ感が特徴

モルトは、US 2rowとWheat。ryeの追加可。US 2rowの一部(トータルの1/4)をPilsnerでもよい

スペシャモルトは加えるな。バランス崩れる

・マッシングはミドルボディ目指して67℃

・ホップはモデレート。モルトとバランス取れ。柑橘アメリカンホップの選択可。

・Bitterness ratioは 0.3~0.7。 0.4が多い

イーストはWLP320、Wyeast1010。それがないなら、それらイーストはケルシュの派生だから、ケルシュがいいかも。それもないならWLP001、Wyeast 1056、US05でいいけど、発酵条件はアメリカンウィートの特徴が出るように気を付けろ

 以上

 

 ラグニタスのヴァイツェンは飲んだことある。イーストの主張が控え目で、それでいて物足りないってわけではなくて、ほのかな柑橘アロマとのバランスが良かったのを覚えている。これがアメリカ流のヴァイツェンで、アメリカンウィートってスタイルなんだろうなって勝手に想像していたら全然違うスタイルなんだよね。

Bavarian-Styled Doppel Weizen | Lagunitas Brewing Company | BeerAdvocate

 

  さて、レシピはどうしましょう。いきなりケルシュイーストと言われても、準備に時間がかかる。アメリカンエール系のイーストなら万端なものがあるので、それでいいだろう。US 2rowも切らしている。考えたのがこちら。

 

Batch Size

 9.5リットル

malt

 ピルスナーモルト 43%

 ウィートモルト 47%

 グラニュー糖 10%

 SRM=3.25

mash

 シングルインフュージョン 60m

boil

 60m

hop schedule

 アマリロ  8g 60m

 アマリロ 7g  10m

  アマリロ  10g 0m

 IBUs=20.2

Yest

 WLP060 American Ale Yeast Blend 

 

 モルト構成は、モルティに偏るのはNGなので、グラニュー糖でバランスをとるように工夫した。WLP060イーストは、WLP001よりもクリーンなフレーバーでラガーに近くなるとのこと。アメリカンウィートスタイルを作るために準備したわけじゃないのに、キャラクターがばっちり。ホップは深い意図はない。アマリロのフレーバーっていまいち覚えていないのだが、名前がかっこいいよねアマリロ。

 

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 こちら、チラー後の移送シーン。ウィートが半分近く入っているからか濁っているね。完成時も、濁っていたほうがいいのだろうか?

 

 さらに、このバッチを通して実験したいことが出てきた。マタンゴセゾンの経過を見るに、イーストパワーは証明されたと思っているのだが、今度はそれをコントロールできるようになりたい。今まで得た知識から、イーストが活動できるぎりぎりの低温で発酵させると、エステルを抑えたクリーンな味になると記憶している。ここ最近は、一次発酵の前半は20℃くらいにして、後半に22~25℃に昇温。その温度で、むせ返るようなエステル香を作り出せている。今回は終始18~19℃でフィニッシュさせて、しっかりクリーンをキープできるか試してみようと思う。

 

以上

 

追記 完成品の感想はこちら

2018/7Mの日記と戦績 - homebrew diary