2018/8Eの日記

 夏休みに2回醸造する予定だったが、体調をくずして1回しか出来なかった。しかも、その1回は培養イーストを使った実験作という、なんとも寂しいアウトプット。

 

なつやすみの自由研究ビール(Ver201808) - homebrew diary

 

 先週末に、2週間かかった発酵が収まり、2次発酵容器に移したのだが、ラグニタスHOP STOOPIDの培養イーストがコンタミしてしまった。醸造中のコンタミというより、サッカロマイセス・セレビシエと違う菌を培養してしまったというのが正しいようだ。味見をすると、激酸っぱい。舌の奥がびりびりと渋い。醸造前に上澄みをなめれば一発でわかるものを、匂いだけ確認して、「前回のイースト培養時もこんなだったから~」と投入したのが失敗だ。というより起きるべくして起きた人災だ。リスクコントロールが甘すぎ。反省。

 たぶん、手元にある我が家由来の培養イーストも同じ菌だろう。この菌が、古い我が家のいたるところに住んでいるってことだ。これは飲めたもんじゃない。ふざけたことはやめることにして、すべて捨てた。

 エルディンガーヴァイスは問題なくビールっぽいので、引き続き熟成中。エールとラガーイーストの両方が混じっているので、ヴァイツェンと言われれば・・・って感じの少し微妙な味。

 ちなみに、イーストの単離方法を調べた。ゼラチン培地にイーストを数滴たらすと、それぞれのイーストが移動せずに増殖してコロニーを形成する。コロニーからイーストを個別に採取して培養するとよいらしい。いつかやってみたい。この方法を発見したのは、ロベルト・コッホ氏。同時代のパスツール氏と共に、近代細菌学の父と呼ばれる人だ。

 

 話は変わって、飲んだビールの話。こちら秋ビール三兄弟。

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 全部ABV6%。各社のビールの色が、個性を出してきて良い感じ。飲み比べのし甲斐がある。飲んだ感想だが、サッポロビールの「焙煎」の出来が良い。コクがしっかりありつつ、のど越しもよく一番バランスが取れている。アサヒの「食楽」はアルコール臭がきつい。キリンの「秋味」はちょっとコクが弱い。悪くはないのだが、好みの問題というニュアンスを込めて「味がハンサムすぎる」と言いたい。

 

以上。