今回はポーターを仕込んだ。まだ寒い3月にこちらのポーターを仕込んだのだが、もう一声の出来だったので再挑戦。
チョコレート・ポーター(Ver201803) - homebrew diary
目指すビールは、バラストポイントの「Victory at Sea」。このレシピは公開されていない。公開されたとしても、そもそもがバレルでの長期熟成ビールなので、とてもじゃないがマネできない。なので、なんちゃってクローンレシピがいろいろな掲示板で議論されているのだが、コーヒーとバニラエッセンスが有力らしい。
前回は、カカオニブの使用を試みてみたが、今回は素直にコーヒーにしてみる。バニラエッセンスは、前回購入したビーンズが余っていたので、今回もビーンズで行く。ただし増量。また、Denny Connのバーボン・バニラ・インペリアルポーターのレシピも取り入れてみた。
レシピがこちら
バッチサイズ
10ℓ
ミューニック 13.9%
クリスタルC80 12.5%
チョコレートモルト 5.6%
クリスタルC40 3%
SRM28.2
※Denny Connのモルトレシピを参考
マッシング
2step インフュージョン 30m@50℃ 60m@65℃
ボイル
100m
ホップ・その他スケジュール
マグナム 60m 14g
EKG 10m 8g
バニラビーンズ 3本 Secondary
水出しコーヒー 470ml Secondary
オークチップ 28g Secondary
バーボン 212ml ボトリング
IBUs33.5
※コーヒー以外はDenny Connのレシピを参考
イースト
Wyeast 1056 American Ale
醸造はロイターがスタックして大変だった。トータル10時間かかった。ビッグビールなので、モルトの量が多かったことと、糖の収率を上げるためにスパージングサイズも多かったことが原因だ。しかし、おかげでターゲットバッチとOGは達成できた。
こちらが温度と比重遷移。イーストの増殖を促進するため高めの温度でピッチ。さらに、ピッチした18時間後に、再度エアレーションして増殖エネルギーを追加した。おかげかどうかわからないけど、しっかり発酵は進んでくれた。グラフの「比重2」は、前回のMEGA IPAの時の遷移。同じイーストを使っているので比較してみた。
面白いことがわかったのだけど、どちらの醸造も3日目に比重の下降が一瞬止まる(弱まる)のだ。温度もOGも違うのに、これが酵母の性格なのか。次回も同じイースト使うので、また比べてみたい。
本日2次発酵容器に移したのだが、準備するものが多い。バニラビーンズをカットして、オークチップをバーボン殺菌して、水出しコーヒー造って。美味しくできたらこの労力も報われるのだが。
味見。まだ、バニラやコーヒーを入れていないが、アメリカンエールイーストの華やかさと、スペシャルモルトをふんだんに使った複雑な甘さのバランスが良き。
以上。
完成品の記事はこちら。