アメリカンヴィット(Ver201810)

 7月に作ったこちらのビール、すこぶる出来が良かったので、もう一度造ってみることにした。

vvm.hatenablog.com

 

 同じ材料にするのは面白くないので、今回はヴィット材料を使って「アメリカンヴィット」というわけだ。ちなみに、正式なスタイルガイドにはアメリカンヴィットはないはず。

 

 レシピはこちら。

 

Batch Size

 11リットル

malt

 ピルスナー   46%

 小麦玄麦    46%

 フレークドオーツ  8%

 SRM=3.2

mash

 プロテインレスト 50℃ 30m

 インフュージョン 65℃ 60m

 マッシュアウト 76℃ 5m

boil

 60m

hop & spice schedule

  ネルソンソーヴィン 6g 60m

  オレンジゼスト      28g 15m

  ネルソンソーヴィン 8g 5m

  ネルソンソーヴィン 6g 2nd Dry hop

 IBUs=19.1

 ※ドライホップは計画していなかったが、日々味見している中でもう一声パンチが欲しかったので追加した。

Yeast

 Wyeast 1056 American Ale

 

 どこら辺がヴィット材料かというと、小麦玄麦とオレンジゼストがそれ。ヴィットにはコリアンダーも使われるが、味が尖る印象があるので今回はやめておいた。

 小麦玄麦は非常に硬く、精米機フルパワーでも全然削れない。結果、糖の収率が悪いということが今までの経験で分かっている。今回は、すり鉢を使用してゴリゴリしてみた。

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 しかしなんとも硬い!!ぜんぜん歯が立たない。結局、精米機とすり鉢の併用で、汗をかきながら結構な量の小麦玄麦を砕いた。もう二度と買わない。今後は小麦粉を使う。

 

 お次はオレンジゼスト。黄色い表皮のみをすりおろして、白皮の苦みが入らないように気を付ける。オレンジ2個をすりおろして、これも結構疲れた。ちゃんとしたゼスト用の器具が欲しい。

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 1次・2次発酵をそれぞれ1週間。本当はもう少し寝かせたかったけど、次の仕込み用のストッカーやスペースがないため、仕込から2週間で瓶詰。

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 良い色だね。前回のアメリカンウィートもペールイエローの良い色だったが、今回も期待できそうだ。 

 試飲した結果は、オレンジとネルソンソーヴィンのチオールが時間差で香るおもしろい出来。18℃低温発酵によりAmerican Ale Yeastも穏やかで、狙い通りコントロールできている。これは前回を上回る出来かも。

 

 今回の温度コントロールはこんな感じで徹底して低温。とても収束が速かったな。

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以上。

 

追記

完成形の評価はこちら

vvm.hatenablog.com