プラズドロイクローン(Ver201901)

 醸初め(かもぞめ)はラガー。いよいよ冬本番ということで、これからしばらくラガーを仕込むことになる。その第一弾はプラズドロイクローンだ。このイースト、2017年の3月に封を切って現在は4世代目。範囲内と言えども、途中に長い期間寝かせているので状態は良くないだろう。

 スタータの味見をすると、オフフレーバーが強くて少し迷う。だからと言って、すぐに使える代わりのイーストがあるわけでもない。結果、菌汚染の味ではないとの判断から醸造に踏み切ることにした。

 

レシピはこちら。

 

Batch Size

 8リットル

 ※今回も弱気のバッチサイズ

malt

 ピルスナー         100%

 SRM=3.2

mash

 プロテインレスト 50℃ 30m

 インフュージョン 65℃ 60m

 マッシュアウト 76℃ 5m

 ※今回はデコクションは省略。プロテインレストや長時間ボイルは実施。

boil

 90m

hop & spice schedule

  ザーツ    22g 60m

  ザーツ    15g 30m

  ザーツ      8g 10m

 IBUs=39.9

 ※プラズドロイはホップ消費が激しいな~

Yeast

 Wyeast 2001 Urquell

 

 こちらが比重遷移グラフ。

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 イーストの活動範囲ぎりぎりの9℃付近でピッチして維持していたが、あまりにも減衰が遅いので1℃上げた。FGまで15日かかっている。低温を徹底するとラガーイーストでもこうなってしまうのか。後半の3日は温度を上げてジアセチルレスト。ちなみに温度調整はワインセラーで行っている。

 

 こちらが澱引き時の写真。

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 まだ清澄していないので、この後ゼラチンを投入し、5~6℃になる冷温の納戸で保管。冬の北海道は自然のラガーリングができるのでいいね。味見した結果は、まぁまぁ。すこし雑味が気になるけど、スタータの味見よりは段違いに旨いからほっとした。3~4週間後に瓶詰かな。ラガーは時間かかるなー。

 

以上。

 

完成品の評価を追記

vvm.hatenablog.com