醸初め(かもぞめ)はラガー。いよいよ冬本番ということで、これからしばらくラガーを仕込むことになる。その第一弾はプラズドロイクローンだ。このイースト、2017年の3月に封を切って現在は4世代目。範囲内と言えども、途中に長い期間寝かせているので状態は良くないだろう。
スタータの味見をすると、オフフレーバーが強くて少し迷う。だからと言って、すぐに使える代わりのイーストがあるわけでもない。結果、菌汚染の味ではないとの判断から醸造に踏み切ることにした。
レシピはこちら。
Batch Size
8リットル
※今回も弱気のバッチサイズ
malt
ピルスナー 100%
SRM=3.2
mash
プロテインレスト 50℃ 30m
インフュージョン 65℃ 60m
マッシュアウト 76℃ 5m
※今回はデコクションは省略。プロテインレストや長時間ボイルは実施。
boil
90m
hop & spice schedule
ザーツ 22g 60m
ザーツ 15g 30m
ザーツ 8g 10m
IBUs=39.9
※プラズドロイはホップ消費が激しいな~
Yeast
Wyeast 2001 Urquell
こちらが比重遷移グラフ。
イーストの活動範囲ぎりぎりの9℃付近でピッチして維持していたが、あまりにも減衰が遅いので1℃上げた。FGまで15日かかっている。低温を徹底するとラガーイーストでもこうなってしまうのか。後半の3日は温度を上げてジアセチルレスト。ちなみに温度調整はワインセラーで行っている。
こちらが澱引き時の写真。
まだ清澄していないので、この後ゼラチンを投入し、5~6℃になる冷温の納戸で保管。冬の北海道は自然のラガーリングができるのでいいね。味見した結果は、まぁまぁ。すこし雑味が気になるけど、スタータの味見よりは段違いに旨いからほっとした。3~4週間後に瓶詰かな。ラガーは時間かかるなー。
以上。
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