今回紹介するのは、冬の「ラガー⇒ケルシュリレー」のケルシュ回。ケルシュは工程が短いので紹介する回数が多いが、裏ではコツコツとラガーを蓄積している。そちらはそのうち紹介する。
W2656Kölschイーストを使うのは3回目。前回のケルシュがかなり良い出来で(今もブログ書きながら飲んでるけど、うますぎる~)、レシピをどうしようかワクワク考えた結果がこちら。アメリカンウィートスタイルだ。
Batch Size
11リットル
Grain Build
ピルスナー 43%
ウィートモルト 47%
グラニュー糖 10%
SRM=3.2
Mash
プロテインレスト 50℃ 30m
インフュージョン 65℃ 60m
マッシュアウト 76℃ 3m
Boil
60m
Hop & Spice schedule
ソラチエース 4g 60m
ソラチエース 10g 10m
ソラチエース 14g 0m
IBUs=22
Yeast
Wyeast 2565 KÖLSCH
アメリカンウィートのレシピを調べていた時に、ケルシュイーストの使用が推奨されていたことを思い出してこのスタイルを仕込むことにした。ホップはいまさら日本で注目されているソラチエースを使用。レモングラスのようなさわやかな香りが特長のホップだ。モルトはもちろんウィートモルトが中心だが、SRMを低くすることと、イーストの特長を前面に出すために砂糖の割合を大きくした。
こちら、毎度の温度と比重遷移グラフ。
最近、イースト増殖期の2~3日は活動下限ぎりぎりの温度を維持(このイーストは13度)。発酵が始まって安定すれば、その後は1度上昇という感じで管理している。最近思うのは、計測上は同じ温度でも、冬と夏ではいろいろイーストの状態が違うということ。イーストは生きている。仲良くするには、画一的な接し方ではだめで、しっかり寄り添うことが必要だと感じている。
本日瓶詰で、試飲しました。めちゃめちゃいい色。
口に含むと、ソラチエースのレモンを弱く感じる。そこにケルシュのリンゴのようなさわやかさも相まって、軽やかでとても深い風味。そして、FGが高めに仕上がってていい感じに甘い。う、、、うますぎる。こんなん家で作れていいの?
今回の瓶詰は、イーストの良さを生かすためにフィルタせずに瓶詰。飲めるのは2週間後でしょうね。出来はそのころ報告する。暖かくなってきて、イーストも元気なワクワクの春の到来だ。
※5/3 追記
完成品の評価はこちら。
以上。