ミルク・スタウト(Ver201905)

 なにやら世の中、ミルクシェイクIPAなるものが流行っているらしい。まだ飲んでないので何とも言えんが、NE IPAラクトースとバニラを入れて甘くした感じらしい。NEの流行の時は、日本で飲めるNEが出てくるまでかなり時間がかかったもんだが、ブリュットしかり最近はすぐに国内でも出回っていて、流行に敏感になったと感慨深い。

 

 そんなわけで、手持ちの元気なアイリッシュイーストを使ってスタウトを仕込む予定だったが、思いっきりミルキーに傾けてみることにした。

 

 

Batch Size

 11リットル

Grain Build

 UK2row          55%

 ウィートモルト                       9%

 カラアンバー           5%

 ローステッドバーレイ     13%

 オートミール                          5%

 押し麦              3%

 ラクトース          10%

 SRM=31.3

 ※モルトのコクを甘めに出したかったので、カラアンバーを使ったのがポイント。

 ほかはボディとマウスフィール上げるため、プロテイン多そうな穀物をこれでもかと詰め込んだ。

Mash

 インフュージョン 68℃ 60m

 マッシュアウト 74℃ 10m

 ※ボディを増すため、プロテインレスト無し。糖化温度も高めでシュガーチェーンを残すように仕込む。

Boil

 60m

Hop & Spice schedule

 EKG     14g 60m

 EKG     11g 30m

 水出しコーヒー 600ml  瓶詰時

 IBUs=23.9

Yeast

 Wyeast 1084 Irish Ale

 

 5/26に仕込み。6/2に澱引きして2次発酵、そして6/16に瓶詰。イーストが硫黄臭を出すバクテリアに汚染されているようで、発酵中の臭いことなんの。硫黄臭は放置していたら揮発して消えるけど、ボトルコンディション中に発生したら勘弁なので、瓶詰前にイーストもろとも滅菌することにした。そう熱処理だ。これで、厚みが出ればさらにボディ強化も可能なはずで一石二鳥だ。(熱処理の厚みについてはこちらの記事参照熱処理ビールと生ビール - homebrew diary

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 通常なら、二次発酵容器からボトリング容器に移すが、いったん寸胴鍋に入れて63℃で30分のパスチャライズ。そのあとにチラーで冷してボトリング容器に移し、プライミングシュガーと、汚染されていないイーストを少し入れて瓶詰した。

 

 こちら瓶詰前の試飲。

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 SRM30超えだけあって、すげー黒い。そして口当たり重く、とても甘い。ビールじゃないぞこれ。ちなみに、瓶詰時のFGは1.021。面白いスタウトができそうだ。来週には瓶詰2週間で、開栓の報告ができるだろう。今回のスタウトは、飲むときのトッピングを工夫してみようと思う。ベースがコーヒースタウトなので、バニラは合うだろうな。タピオカなんて入れてみるのも面白いかも。

 

以上。