アメリカンエールイースト連作(Ver202202~202205)

 Wyeast 1272 Ameican AleⅡを使った連作を振り返る。


 こちらサマリ。

No 醸造 瓶詰 サイズ 特長 酵母数(billion) 評価
1 2/27 3/21 11ℓ アメリカンペールエール 80 モルト濃すぎ
2 3/13 4/3 11ℓ アメリカンペールエール 78 バランス良しPA
3 3/27 4/16 11ℓ WIPA 56 まぁまぁ。しかし劣化した 
4 4/17 5/7 11ℓ チョコレートポーター 50 チョコがダメ
5 5/1 5/22 11ℓ WIPA WPホップ増 66 バランス良し。うっま
No1. アメリカン・ペール・エール

アメリカン・ペールエール(Ver202202) - homebrew diary

 色はいいよね。評価記事を書いた時の舌には好評だけど、最近はモルティの刺々しさが強くて手が伸びない。冷やしすぎなのかも。暖めにして甘さを引き出した方がいい。在庫はたくさんあるので飲まなければ。

No2. アメリカン・ペール・エール

アメリカン・ペールエール(Ver202203) - homebrew diary

 No1がモルティすぎたので、バランス調整したペールエール。これは旨かったな。タートとモルティのバランスがばっちり。そして、2nd ドライホップを入れなければ劣化が少ないことも分かって来た。

No3. ホワイト・IPA

アメリカン・WIPA~ホップ探求篇~(Ver202203) - homebrew diary

 ここ最近の、ドライホップ抑えた作品の一つ。2ndで25gだから、2.5g/ℓ程度入れている。昔は4g/ℓね。評価記事書いた時点で瓶詰から2ヵ月経過していて、すでに劣化している報告している。今は、完全に劣化してプラモデルを舐めているような味になっている。

No4. チョコレート・ポーター

アメリカン・ポーター(Ver202204)の出来 - homebrew diary

 カカオニブのの使い方を工夫したポーター。なんかいまいちなんだよなー。まずくはないけどチョコ!って感じがない。カカオの渋みでチョコ感を意識できるって、なんか違くない?そもそもこのイーストがポーターに合ってないのかな?と思ったけど、WyeastのHPの適合スタイルには黒系がずらっと出てくる。うーん、これは俺が下手くそってことだな。あと、なぜか未だに全然カーボ入らない。

No5. ホワイト・IPA

アメリカン・WIPA~ホップ探求篇~(Ver202205) - homebrew diary

 最近のドライホップを抑えた作品では華やかさが不足していると感じて、ワールプールホッピングを大量に増やした作品。2ndドライホップは1.2g/ℓね。これがかなり出来がよい。ホップのフレーバーは、初速は穏やかだけどフィニッシがとても複雑になって深い。こんな感じで造ればいいのね。ちょっと方向性が固まったかも。あとは劣化がどれだけ抑えられているか。来月末で劣化臭を感じなければレシピ完成かな。

総括

 このイーストの特長はタート。これに尽きる。スカッとさわやかなビールを造りたければ、Wit系のイーストよりも失敗なく壮快なビールを造れる。Wit系はイーストのバランス崩れるとエステルが強くなるけど、このイーストにはそれがない。ただ、タートさがモルティと合わないので万能ではないとも感じる。ここら辺は好みの問題かもしれない。夏に向けてセッションエールなんか作るにはかなり適したイーストではないだろうか。
 あと、この瓶詰後の発酵が弱かった。フロッカレーションがミディアム・ハイとのことなので、瓶の中に入るイーストが少なくなりやすいのかも。後半の醸造時は、スターターから元気なイーストを追加して瓶詰後のカーボを達成していた。

 以上。