2020-01-01から1年間の記事一覧

コーヒー・スタウト(Ver202011)

今期2度目のスタウト。前回は予期せずうっすい出来になってしまったが、今回は失敗しないようにしたい。 レシピ Batch Size 11リットルGrain Bill マリスオッター 47% ウィートモルト 15% ペールエール 10% ローステッドバーレイ 10% オートミール 7% C40 5%…

ブリュット・一番搾り

この商品を知っているだろうか。www.kirin.co.jp 定義「ビール」で、初の糖質ゼロを謳った商品とのことだ。 糖質ゼロとはどういうことか。食品表示法で定められた定義にのっとると、多糖を含めた一切の糖が入ってないこと。糖類ゼロと書いてあれば、単糖と二…

アイリッシュ・ペールエール(Ver202011)

そんなスタイル無いと思うんだけど、今回はなんとなくアイリッシュペールエール。最近アイリッシュエールイーストを使いこんでおり、このイーストに最適なスタイルはなんといってもスタウト。スタウト以外となるとポーターやレッドエール、DIPAなどで、濃い…

ホワイトIPA(Ver202010)

こちらのホワイトIPAがおいしかったので、量産することにした。vvm.hatenablog.com 早速レシピBatch size 20リットル Grain bill ピルスナー 38% 小麦粉 44% オーツ 8% CaraPils 10% SRM=2.9 ※ピルスナーモルトの在庫が少なかったでカラピルス多めで構成。 M…

ラガーの準備

チラホラと雪が舞い始めた北海道。そろそろラガーの季節ですね。 と言うわけで、ラガーの準備を開始する。準備と言ってもモルトを買うだけ。最近は冬のラガーシーズン前に、ピルスナーモルトを袋買いするようにしているのだ。イーストは、春先に年間の醸造計…

スタウト(Ver202010)の出来

こちらのスタウトが完成したので評価。 マッシュ効率が58%で、セッションな仕上がりになってしまったスタウトの出来はいかに。vvm.hatenablog.com 見た目はスタウト。少しヘッドが弱いかな。 光にかざしてみると、ヘッドの裏面が透けて見えて重みがないこと…

スタウト(Ver202010)

秋の夜長の晩酌に、数々の名作を届けてくれたアードネスイーストともお別れを告げて、Wyeast 1084 アイリッシュイーストを開封した。 その第一弾はスタウト。ギネスクローンレシピをベースにちょっと在庫処分的な内容で、イーストの肩慣らし。 こちら、2年以…

ベルジャン・アードネス

Wyeast 3522 ベルジャン・アードネスを5回ほど使ったまとめ。 こちらに、5回の発酵遷移をまとめた。 このイースト、高ABV耐性があり旺盛な発酵力がある。だけど、早々に発酵を切り上げる。どんなOGでも、だいたい3日目の朝には比重が落ち着く。そこからちび…

シメイレッドクローン(Ver202009)

W3522アードネスイーストを使ってアビーに挑戦。前回シメイレッドに挑戦したのは2年前。前回は発酵が途中で止まり、追いイーストを投入した不完全な出来だったが、今回はどうだ。vvm.hatenablog.com レシピはこちらBatch Size 11リットルmalt ピルスナー 83%…

自己フィードバックって難しい

最近思うのは、ホームブリューって上達するのにとても時間がかかる。造ったビールの出来がイマイチでも、何もしなくても次のビールがおいしいなんてしょっちゅうだ。「〇〇が悪かったのかな?」と思っても、それを正確にフィードバックするのがとても難しい…

SORACHI ACE クローン(Ver202009)の出来

こちらのビールが出来たので評価。vvm.hatenablog.com 比較用に本物のSORACHI ACEを探していた話は前回したと思う。Kirin通販でもSOLD OUTで半分あきらめていたのだが、開栓の日に合わせたように近所のスーパーで発見。ソラチエースの神様が舞い降りた。 い…

ホワイトIPA(Ver202008)

春から続くホワイトIPAのレギュラー醸造化のためのレシピ調整、第3弾。 第1弾はケルシュイーストを使用。美味しかったが、すこしパンチが弱い結果となった。第2弾はWLP090を使用。ホップの強さが前面に出てしまって、小麦醸造のまろやかさが見当たらない結果…

2020年上期振り返り

気づけば10月。2020年上期の醸造ビールたちを振り返っていこう。 上期 4月~9月に飲んだビールが対象下期 10月~3月に飲んだビールが対象小バッチの試験醸造品は対象外 4月 ガツン、とIPA 古き良き時代のIPA(Ver202002) - homebrew diary 最近のトロピカル…

SORACHI ACE クローン(Ver202009)と清澄剤の報告

今回は、ブルックリンブルワリーのSORACHI ACEのクローンに挑戦。ソラチエースはホップの名前。1980年代にサッポロビールが開発したのだが、当時の日本では生まれるのが早すぎた先鋭的なホップ。日本で日の目を見ることなく20年以上が経ち、アメリカで脚光を…

ラベルの剥がしかた

ビールは、瓶を買うようにしている。なぜなら、洗って再利用するから。再利用を繰り返すとラベルは汚くなるので、洗浄時に剥がすようにしているのだが、ものによっては頑固にはがれない。特に、日本のメーカーの瓶はどれも頑貼る(がんばる)。そんなわけで…

アードネス・セゾン(Ver202008)の出来

こちらのビールが出来たので評価。 vvm.hatenablog.com その前に、このイーストの発酵中の様子を記しておく。爆発力が高く、フワフワの泡を出しながら激しく発酵する。しかし、FGが想定より高い。適合スタイルにトリプルとかストロングなスタイルが出てくる…

ホワイトIPA(Ver202006)

出来の悪さにショックを受けて、書くのをためらっていた6月の醸造記録をUpしておく。 ホワイトIPAをレギュラー醸造にしようと、年初からイーストやホップを調整している真っ只中、今回はイーストにWLP090を使ってみることに。アメリカンIPAイーストがこのス…

アードネス・セゾン(Ver202008)

自分の好きなビールの一つに、セゾンスタイルの「僕ビール君ビール」(通称カエル君)がある。ヤッホーブルーイングの情報をチェックしていると、そのビールのイーストがベルジャン・アードネスであることが分かった。ふむふむ。今年のベルジャンスタイルは…

清澄剤について2

こちらの記事のつづき。 vvm.hatenablog.com この記事を書いた次の仕込みで、比較のためにゼラチンを使った醸造をおこなった。その結果がこちら。 <①ゼラチン7gをボイル終了15分前に投入> 比較用の前回の写真。 <②カラギナンスプーン1杯(多分1.2g程度)をボイ…

ドライホップの勉強の結果

こちらのビールが出来たので評価。 vvm.hatenablog.com 1次発酵までは一つの発酵容器で、2次発酵(2week)から3バッチに分けて、ドライホップの手法を比較するのが今回のミッション。バッチA~Cのドライホップの手法を以下に箇条書きでまとめる。 A:いつもの…

ワインセラーの使い方

たまに来る問い合わせメールで多いのがワインセラーについて。自分もワインセラーの購入ボタンをポチッと押す前は不安なことだらけでした。と言うわけで今日は、我が家のさくら製作所の「SAB-50G-PB」2016製の仕様についてホームブルワー目線でまとめさせて…

清澄剤について

アイリッシュモスがブリューランドで手に入らなくなって何か月経過しただろうか。しぶしぶ代替品としてカラギナンを購入していたのだけど、カラギナンのホットブレイクの沈みの悪さに苦しんでいる人いませんか?今日はそんな話。 カラギナンの何が良くないっ…

グリーンIPA(Ver202006)

最近の醸造ルーチンである、同じイーストを4~5回連続で仕込んで捨てる方式。このメリットは、イーストが新鮮で味が良く、スターター期間が不要でコストパフォーマンスが高いこと。デメリットは飽きることである。 今使っているWLP090は、もう4回くらい使っ…

ドライホップの勉強

今回はドライホップのやり方について。 アメリカンIPAなどのホッピーなビールを造る際、今までの自分のやり方は、1次発酵が3/4ほど進んだら1回目のドライホップを投入。2次発酵期間は1次発酵で投入したホップをそのまま移して、さらにホップを追加。そのまま…

ローラーミルの購入

皆さんコロナ給付金もらいましたか?自分はオンライン申請から1ヵ月弱かかって入金されました。さてこれを何に使いましょう?自分はローラーミルを買うことにしました。今日はそんな話を。 自分は醸造道具にお金をかけたくないので、味に影響しない道具は家…

セッションIPA(Ver202005-2)

前回のセッションIPAの出来に気分を良くして、WLP090を使ったセッションIPAを立て続けに造ることに。今回はレシピと評価をまとめて報告。 Batch Size 11リットル Grain bill US2row 92% C40 3% CaraPils 5% SRM=4.1 ※モルト構成は前回と同じ。 Mash セルロー…

セッションIPA(Ver202005)の出来

こちらのビールが出来たので評価。 vvm.hatenablog.com 瓶詰時、まさかのイマイチな香りだったが、1週間のボトルコンディション期間を経てどうなったか。戦々恐々と開栓。 おおー!ヘッドがモリモリでうれしい。カラピルスのおかげかな。色も透明感のあるオ…

イングリッシュIPA(Ver202004)の出来

こちらのビールが出来たので評価。 vvm.hatenablog.com 瓶詰時、イーストの状態がイマイチだなと感じたこちらのビール、あまり期待せずに開栓。 色はブラウンで、イングリッシュエール感があっていいね。 しかし口に含んだ第一声は「すっげーイマイチ」。う…

セッションIPA(Ver202005)

いまいちだったイングリッシュエールイーストを破棄して、お次のイーストを開封。選んだのは、久々のWLP090 San Diego Superだ。 WLP090はローエステルが特長。個人的な感想だが、このイーストを使って仕込んで失敗した記憶がなく、本格的なアメリカンエール…

イングリッシュIPA(Ver202004)

春のイングリッシュエール祭りの第2弾。一度作ってみたかったイングリッシュIPAに挑戦。イングリッシュIPAスタイルで有名なコマーシャルビールはヤッホーの「インドの青鬼」。これを飲んだ友達の言葉を借りるなら、ゴルフのフェアウェイの味がするビールだ。…