2017年9Bの戦績

 まずは、ボトリングから2週間たった蜂蜜セゾンのはなし。

蜂蜜セゾン(Ver201708) - homebrew diary

 そこそこカーボが入ったみたいなので味見してみる。

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 カーボの入りはもう一声。やっぱセゾンイーストは熟成期間が長いようだ。試飲の感想だが、正直薬くさい。塩素系とは違う、消毒薬のような香り。この原因はなにか。今回工夫したのは蜂蜜を入れたことと、ネルソンソーヴィンを使ったことだけど、くすり臭さの奥をたどる限り蜂蜜のような気がする。今回の醸造失敗したかもがっかり~。とか思っていたのだが、これが4口目以降から、グラスを口から離せなくなった。これはこれで旨いのだ。若い頃にアイラ島のウィスキーをまずいまずい言いながらもドはまりして飲み続けたことを思い出した。もしかしたら2週間後に化けるか?というのが今の評価。

 

 次はダブルSMASHのはなし。

ダブルSMASH(Ver201708) - homebrew diary

 先週瓶詰した。今回のダブルSMASHモルトをWeyermannのPilsner maltと、モルトスター不明のUS2rowで変えて、それ以外の材料や工程は同じにした。2バッチを同じ日に仕込んで達成感に満足していたのだが、これが後工程で思いのほかきつかった。澱引きも瓶詰工程もx2なのだ。比重測定、設備のクリーニングもすべて2セット。唯一共通化できた工程はイーストウォッシュと、プライミングシュガーの煮沸殺菌だけ。疲れた。だがしかし、モルトの違いをはっきりと体感できた。

こちら↓、WeyermannのPilsner maltのシングルモルト

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こちらが↓、US2rowのシングルモルト

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 まず、色がはっきりと違う。ピルスナーモルトの方が透明度があって濃い。モルトSRMは平均値で言うと、ピルスナーが1.78で、US2rowが1.93だから、濃さは逆のはず。また、US2rowはすこし濁りがある。何かが舞っているのだろうか?そして味。飲み比べたら、絶対Pilsner maltの方がクリアでコクがある。US2rowは、すこし物足りない薄さと雑味を感じる。え~、こんなに違うの?というのが感想。推測だけど、これがWeyermannの品質なのかもしれない。US2rowの方はモルトスターがどこだかわからないのだ(問い合わせてみるかな)。本当にモルトスターの差だとしたら、今後はWeyermann以外使いたくなくない。ってくらい違う。

 なんにしても、材料の違いを勉強するという当初の目的に対してダブルSMASHの効果は絶大。というわけで、めんどいけど引き続きやるよ、ダブルSMASH

 

以上。