2017下期振り返り

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 思うように仕込めなかった2017年7月~12月の醸造記録を振り返ってみる。

 

・7月 NEIPA第2弾

これは正確なレシピはアップしていないが、こちらとほぼ一緒。

New England IPA(Ver201704) - homebrew diary

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 これは安定してうまい。

 

・7月 ベルジャンヴィット

ベルジャンヴィット (Ver201707) - homebrew diary

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 このビールは美味しかった。写真から伝わる柔和な白と、爽やかでクリアなのど越しとほのかな酸味が暑い夏にぴったり。先週、冷蔵庫の整理をしていたら奥から出てきてびっくり再会。古くなってるかな?と思ったが、適度に熟成していてマジうまい。改めて完成度の高さを知る。

 ベルジャンヴィットは小麦を50%近く使っているのだが、よく小麦が入っているビールの特長として、どろっとして甘いとか、酸味があるとか、マイルドとか書いている記事を見るけど、それって全部ビールのスタイルの話じゃないの?と感じる。一度ダブルスマッシュで小麦の味を徹底比較したいものだ。

 

・8月 蜂蜜セゾン

蜂蜜セゾン(Ver201708) - homebrew diary

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 失敗作。飲み方によっては好きになれる日もあったが、あまりにも先鋭的すぎていた。蜂蜜を原料に使ってセゾンを仕込んだのだが、なぜかヨード臭くなってしまったのだ。春の花の蜂蜜が原因だと思っているが、その真偽は不明。ふつうのセゾンが飲みたい。

 

・8月 ダブルSMASH

ダブルSMASH(Ver201708) - homebrew diary

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 2バッチをパイプラインで仕込んだ意欲作。完成品の味は平凡だったけど、工程や材料についていろいろ考えさせられた回だった。本当は材料の組み合わせを変えて月に1回はやりたかったのだけど、今は時間がなくて封印中。

 

・9月 バーレイワイン

バーレイワイン(Ver201709) - homebrew diary

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 これは良作。フルボディでモルトの主張がありながらも、それを飽きさせないビターさと華やかなエステルの3者が高度にバランスを取っている。自分が求めているビールに近い!

 

・11月 ライIPA

Rye IPA(Ver201711) - homebrew diary

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 以前の感想で、これじゃない感を永遠と語っていたが、結構気に入って飲んでいたりする。しかし、モザイクホップの甲高いトロピカル感が少し気に障るんだよね。いや、もしかして、低PHで仕込んだことによる酸味の強さが気に食わないのかもしれない。それともライ麦の特長なのか?って感じで、好みじゃないけど、気になる女の子的なポジションビール。一周回って結局好きなんじゃんってオチがまってそうな不思議な関係。

 

・12月 適当ラガー

適当ラガー(Ver201712) - homebrew diary

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 適当に惰性で作ったラガー。こちらは現在、絶賛1次発酵中。仕込みから1週間スターターが目ざめなかったため、結局ドライイーストを入れて、11日目で発酵開始。同時期にスターターが目ざめたというオチ付き。そして比重の下降推移がめちゃめちゃ遅い。ちゃんと泡立っているのになんだこれ?という状況だ。

 

 こちら上期の振り返り。

2017上期振り返り - homebrew diary

 さて、1年間を通して、ベストはどれかというと、完成度の高さから8月のベルジャンヴィットを挙げる。求めているビールに近いのは9月のバーレイワインだが、こちらはまだ荒削り感があるので再度挑戦して完成度を高めたい。

 

 2018年の前半は引っ越しや転職が入るため、落ち着かない日々が続きそう。それでも暇を見て仕込んでいきたい。

 

 以上。