NE IPL(Ver201802)

 冬仕込みは、やっぱラガーでしょ。ということを冬前から考えていたわけだが、プラズドロイクローンを作るには材料がまだそろってないし、CRAFTSMANで飲んだ、伊勢角麦酒のNE IPA「ねこにひき」にリスペクトされちゃって、、、そんなわけでひらめいたのがNew England IPL。トロピカルホッピーなラガーを作ってみることにした。

 つわものぞろいのUSホームブリュワはすでに挑戦してるだろうなとレシピを検索するもあんまり引っかからない。NE IPLという言葉を使っているのはこの記事くらい。

Wrap your head around “New England-style” India pale lagers | DRAFT Magazine

 こちらが市販されているNE IPLとのこと。

Wicked Philthy | Jack's Abby

 "hazy, cream and juicy"とのことで、やっぱラガーでも濁るんだね。Wicked Philthyがおいしいなら、クローンレシピがあっていいはずなのだが探しても見つからない。そもそもIPLがニッチだからしょうがないか。今回はいつものNE IPAレシピでイーストをラガーに変えて、ラガープロセスで醸造することにする。

 

レシピはこちら

 

バッチサイズ

 10ℓ

モルト

 マリスオッター   76%

 ビエナ       8%

 カラピルス     10%

 フレークドオーツ  1.73%

 フレークドバーレイ 4.27%

 SRM4.63

※フレークドオーツが足りなかったので、バーレイで置き換え。

マッシング

 シングルインフュージョン 60m

ボイル

 60m

ホップスケジュール

 polaris 60m 5g

 Set A  0m

 ┣cryo citra  4g

 ┣cryo mosaic 4g

 ┗galaxy   10g

 Set A Wirlpool@68℃

 Set B Primary Fermentation

 ┣cryo citra  4g

 ┣cryo mosaic 4g

 ┗galaxy   14g

 Set B 2nd Fermentation

 IBUs20

イース

 Wyeast 2001 Urquell

 

 今回の醸造はめちゃめちゃ疲れた。なにせ共同生活なので、他の人に迷惑かけないようにしなければいけない。しかも新しい設備での作業で、効率的な動線がわからないため、行ったり来たりを繰り返した。次に生かしたい。大きな反省点としては、ボイル後の10ℓの熱湯は、氷点下の外に出してもなかなか冷えないってのが分かった。やっぱチラーは必要。

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 今回、満を持してcryo hopを使ってみた。極低温製法でルプリンが濃縮されているので、今までの半分の量でいいというのがcryo hop。

Cryo Hops® - YCH HOPS

 こちらが普通のペレットpolaris

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 こちらがCryo mosaic。Cryo hopの方がじっとりしている。

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 最後に、イースト投入前のウォートがこちら。

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 ちゃんとヘイジー。さてさて、下面発酵イーストを使ったラガーリング後でもヘイジーを保っていられるのか?こうご期待。

 以上。