先週末はセゾンを仕込む予定だったのだが、急遽用事が入ってしまって醸造時間を確保できなくなった。しかし、育てたイーストをこれ以上遊ばせておくのも心配だ。悩んだ挙句に思いついたのがこちら。モルトエクストラクト。
今回の醸造の目的は2つ。イーストが元気だと、だいたいのビールはおいしくできる「イーストは正義」説の証明。そして、ヨード臭セゾンのトラウマを払しょくすることだ。それならモルトエクストラクトが適しているんじゃないかとひらめいた。一般的に、初醸造の感動により3割増しでおいしく感じるビールキット。そのモルトとホップを使って、イーストだけ変更。その状態でも、現在の自分がおいしいと認めるビールができれば、イーストがビールのおいしさをコントロールしていることは証明されるだろう。また、モルトエクストラクトには変な材料は入っていないだろうから、万が一ヨード臭がついたら、疑うことなくイーストが原因だったということが言える。
レシピはこちら。
Batch Size
11リットル
malt
モルトエクストラクト 100%
mash
なし
boil
なし
hop schedule
なし
IBUs ??
Yest
WLP565 Belgian Saison I Yeast
湯煎のお湯が多すぎて、冷やす時間がかかってしまったがトータル1時間強。うわ~楽~。東急ハンズで2500円したのはちょっと大きな出費だけど、労力が違いすぎる。工程はうろおぼえなので適当にアレンジ。
1:熱湯に缶を浸して殺菌&緩ませる。
2:別の鍋に2リットル程度のお湯を沸かして、そこに缶の中のモルトエクストラクトを入れてよく混ぜる。
3:発酵容器に水を8リットル張って、モルトエクストラクトを溶かしたお湯を合流。
4:ウォートが25度を切ったらイーストを投入。エアレーション
モルトエクストラクトを久々に使った感想だけど、予想以上にOGが上がらなかった。ハチミツの糖含有量は80%。水飴は94%だった。モルトエクストラクトも80%は行くだろうと計算していたのだけど、74%くらいだった。なめてみたらけっこう苦かったので、想像よりもモルト滓やホップ滓が入っているってことなのかな。選んだのは「BLACKROCK DRY LAGER」で、何がドライなんだかわからないけど、ホップの主張が少ないことと、SRMを薄くしたかったのでこれを選んだ。ほかにはペールエールやエクスポートラガーがあった。
色はこんな感じ。もうちょっと薄くしたいがまあいいか。現在絶賛発酵中。香りは早速良い。
以上。