先週からエルディンガーヴァイスのイースト培養を始めたのだが、知り合いの方からご指摘メールをいただいた。「ヴァイツェンって瓶詰時にラガーイースト入れるって聞いてたけど、エルディンガーに聞いたらやっぱそうみたいだよ」というメールだった。親切にもエルディンガーに問い合わせしていただいて驚いたのだが、瓶詰時のラガーイーストのことをすっかり忘れていた自分の鳥頭にも驚きだ。ヴァイツェンイースト取り出せないかも。
まぁ、やれるだけやってみましょう。それでは、写真でイーストの成長状態を見てみましょう。
初日↓
2日目↓
3日目↓
4日目↓
5日目↓
6日目↓
本日、ウォートを追加して、大きな容器に移した↓
連続写真で見る限り、なんとなく成長しているようだ。しかも、ほのかにヴァイツェンの薫りがするので、ラガーイーストとヴァイツェンイーストの両方が成長しているようだ。このまま培養が順調に行ったとして、最終的に二つのイーストをどうやって分離するんだろう。気にせずにヴァイツェン温度で発酵させればいいだけなのかな。
実は、エルディンガーヴァイス以外にも、ラグニタスのHOP Stoopidのイーストも培養している。今日まで瓶の中で培養していたものをビーカーに移したら、なんじゃこりゃ。糸状の塊がたくさん浮遊していてキモイ。こりゃ失敗かもね。
ウォートを追加して振った後、表層に浮遊するものは死滅したイーストと判断して、スポイトで吸い上げた。もう少し様子見てみましょう。
お次は、セゾンを瓶詰した話。
時短セゾン(Ver201806) - homebrew diary
1次発酵中、芳醇なフルーツ臭をぷんぷんとさせていて、毎日計測のたびにその薫りにうっとりしていた。その後、2次発酵容器に移してからは放置していたのだが、1週間ぶりに袋を開けて薫りを吸い込んだら、むせた。まるで腐ったフルーツのような強烈な甘い香り。思い出したのはドラクエのモンスターが放つ「あまいいき」攻撃。
これはやばいぜ。マタンゴセゾンと名付けることにした。
瓶詰前の味見では、しっかりとセゾンの特長が出ているので安心なのだが、ブランデーのような深い味わいがビールというより別なお酒って感じがする。炭酸入った後バランス取れればいいんだけど。なんにしてもイーストパワーおそるべし。
最後は、そろそろ在庫切れになりそうなレッドエールの話。これがいよいようまい。強いモルティをザクっと切るさわやかなイーストのバランス。正直、同じ系統のビールを想像できない。自分が飲んだことないだけなんだろうけど、「あのビールに似ている」とか「お店で飲める美味しさ」とかのイメージがわかない不思議なビールだ。うーん、また作るかな。
以上。