あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
遅くなりましたが、2018年の7月~12月の総括を行いましょう。毎月2回コンスタントに造り続けたおかげで、今回はとにかく数が多い。途中に大失敗も挟んだが、ホームブリュワーの上達は造り続けてなんぼだと思っている。経験値が上がったことは間違いないだろう。
・6月 アメリカンウィート
アメリカンウィート(Ver201806) - homebrew diary
始めに言っちゃうが、ベストオブ2018はこれだ。飲んだことないスタイルを説明通りに作ったので、これがスタイルを実現しているのか不明。しかし完成品のうまいことうまいこと。白ブドウの薫りがするエールで、しかもホップの味付けではなくてイースト由来の薫りなので、飲めば飲むほど深みが増す。また飲みたい。暖かくなったら同じレシピで作ってみようと思う。
アメリカンペールエール(Ver201807) - homebrew diary
こちらのビールもうまかった。この頃、イーストの状態コントロールを課題にいろいろ試していて、さきほどのアメリカンウィートと同じイーストとホップ、OGとして、醸造方法でビアスタイルを変えられるのか挑戦したのだ。結果、IPAのようなおしつけのない旨味のあるエールが完成した。何杯でも飲めるアメリカンスタイルのセッションエールは、求めるスタイルの一つになるだろう。これもまた飲みたい。
・7月 ベルジャンヴィット
ベルジャンヴィット (Ver201807) - homebrew diary
2017年のベスト作品、Wyeast 3944を使ったベルジャンヴィットが満を持して登場。うまかった。うまかったよ。しかしオレンジピールの使い方(量やボイル時間)が良くなかったようで、すこしオレンジの苦みが強い。
完成品の評価の記事に書いた「汚い泡」は、ボトルコンディションの期間を経てだんだん出なくなった。なんだったのだろう。
・7月 リベンジ・セゾン
リベンジ・セゾン(Ver201807) - homebrew diary
2017年から続く失敗セゾンの最終章として挑んだセゾン。これはおいしかった。合格。しかし、ボトルコンディションを経過していく中で、イースト臭が強くなっていったのは残念かな。だんだんフェノールの苦みが出てきた。ボトルコンディションを行う自分の醸造方法では避けられないのかな。このイーストのベストな状態のセゾンは飲めたので、次は別なイーストで仕込もうと思う。最近ヤッホーのセゾン「僕ビール、君ビール。」のイーストの正体がわかったので、それを購入したい。
・8月 なつやすみビール改め、エルディンガーラガー
なつやすみの自由研究ビール(Ver201808) - homebrew diary
エルディンガーヴァイスのボトルから回収したイーストで仕込んだ。もちろんヴァイツェンを造るつもりだったのだが、結果としてラガーが完成した。スッキリとしつつほんのりフラワリーで、けっこう美味しかった。本格ラガー仕込みで使おうと思っているが、それはまだ。
この回の醸造の思い出として特筆すべきは、同時に醸造したビールが大失敗だったことだ。
・9月 M.E.G.A IPA
M.E.G.A. IPA(Ver201809) - homebrew diary
ガツンとしたIPAを飲みたくなって造った。これはジューシーで旨かった。イーストのコンディションも良く、エステル香とホップ香のバランスもばっちり。大成功。初めは渋すぎるか?と思ったが、ボトルコンディションを経て良い感じに仕上がってる。
・9月 コーヒー・バニラ・インペリアルポーター
コーヒー・バニラ・インペリアルポーター(Ver201809) - homebrew diary
11月に瓶詰めして、先週2本目を開けてみた。写真はその時のもの。長期熟成を想定しているので、まだカーボが弱い。濃色モルトの雑味感も若さを感じさせるが、それを差し引いてもうまいっ!!コーヒーとポーターがこんなに合うなんて思わなかった。バーボンの強いアクセントも合ってる。あと2か月くらい寝かせたら完璧だろう。
・10月 アメリカンヴィット
アメリカンヴィット(Ver201810) - homebrew diary
6月のアメリカンヴィットの出来が忘れられなくて仕込んでみた。これもうまかったのだが、やはり課題はオレンジの使い方。オレンジの苦みが気に食わない。
・10月 ボディチャレンジ
ボディチャレンジ(Ver201810) - homebrew diary
高温スティーピングがFGに影響するのか実験した作品。こちらのビールの評価記事は書いていない。なぜかというと、特長がなく、あまりにも普通の出来だったからだ。一つ上げるなら、スティーピングしたほうがアロマとコクがあっておいしかった。
・11月 ESB
ESB (Ver201811) - homebrew diary
一度作ってみたかったロンドンESBに挑戦。プライミングシュガーを失敗したようで、開栓するたびに大噴火している。最近はキッチンで栓を開けている。味はまぁまぁだが、もう一声「クセ」が欲しい。アロマに深みがあり、小麦使ったおやつのペアリングにぴったりなのだが、穏やかすぎるのだ。イングリッシュエールはこれじゃない。また挑戦しましょう。
この頃からVBNCにはまって醸造スケジュールがくずされてしまい、11月~12月に仕込んだシメイレッドクローンやケルシュ、ベルジャンIPAはまだ熟成中のため評価の対象外にしている。やっぱ冬のエールはカーボが入らないわ~。
こちらが上期の振り返り
年間振り返りベストは6月のアメリカンヴィット。あと、今思い出すと4月のレッドエールはもう一度飲みたいな。時間がたてばたつほど評価が高くなる出来だった。
今年もたくさん作るぞ。今年は、イーストのフィルタリングとカーボ注入を勉強したい。
以上。