インターナショナル・アンバー・ラガー with Kölsch (Ver201904)

 最近イーストで遊ぶときは、WyeastのHPを見てからレシピを考えることが多い。このHPでは、そのイーストに適合するスタイルを紹介してくれるのだが、けっこう忘れていたスタイルを紹介してくれるので助かる。レシピ検索ではでてこないような不思議なスタイルを推してくることもあり、そこからイメージを膨らませてレシピを考える。 

 こちらはケルシュイーストのページ。

Kölsch | Wyeast Laboratories

 この中からInternational Amber Lagerスタイルをみつけた。ケルシュイーストでラガーを仕込む?しかもあまり聞いたことのないスタイル。と戸惑ったが、コマーシャルビアのブルックリン・ラガーをみてつくる気MAX。大好きなビールだ。

 

 こちらは正確なクローンレシピなわけだけど、これに近づけるように持っているモルトとホップでレシピを構成していく。

byo.com

 

 できたレシピがこちら。

 

Batch Size

 11リットル

Grain Build

 US 2row          40%

 UK 2row          40%

 Viena             7%

 CaraRed            10%

 SpecialB            3%

 SRM=10.2

 ※Crystal maltを切らしていたため、SRMのバランスをとるためSpecialBを使用

  2rowは在庫をかき集めたのでUSとUKを合わせた。

Mash

 プロテインレスト 50℃ 30m

 インフュージョン   65℃ 60m

 マッシュアウト      76℃ 5m

Boil

 75m

Hop & Spice schedule

 マグナム     7g 60m

 チヌック       7g 30m

 ミッテルフリュー14g  10m

 クライオシムコ  7g     0m

 ミッテルフリュー14g    0m

 クライオシムコ  7g     ドライホップ 2次発酵容器

 ミッテルフリュー14g    ドライホップ 2次発酵容器

 IBUs=32.9

 ※カスケードやウィラメットを持っていなかったので、手持ちのアメリカンホップ(チヌック/シムコ)に置き換えて仕込む

Yeast

 Wyeast 2565 KÖLSCH

 

 温度と比重遷移グラフ。ケルシュイーストの一次発酵はやっぱ長い。

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 そして5/25に瓶詰。先週末出張で不在だったため、今週末は、瓶詰2バッチ/澱引き1バッチ/醸造1バッチのおそるべきスケジュールだった・・・。

 

 こちら味見。グラスはブルックリンブルワリーを使用(笑)

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 色はいい感じかな。味は、ブルックリン・ラガーとはだいぶ違う。ケルシュイーストのほんのり甘いさわやかさとモルティはあまり合わないかも。後味のアメリカンホップの主張もケルシュイーストと合わないなー。だけど、なんかおいしくてちびちび飲み干してしまった。不思議なビールを造ってしまったかも。ここにカーボが入るとどうなるのか。たのしみだ。

 

以上。

 

※追記

評価の記事はこちら

vvm.hatenablog.com