なにやら世の中、ミルクシェイクIPAなるものが流行っているらしい。まだ飲んでないので何とも言えんが、NE IPAにラクトースとバニラを入れて甘くした感じらしい。NEの流行の時は、日本で飲めるNEが出てくるまでかなり時間がかかったもんだが、ブリュットしかり最近はすぐに国内でも出回っていて、流行に敏感になったと感慨深い。
そんなわけで、手持ちの元気なアイリッシュイーストを使ってスタウトを仕込む予定だったが、思いっきりミルキーに傾けてみることにした。
Batch Size
11リットル
Grain Build
UK2row 55%
ウィートモルト 9%
カラアンバー 5%
ローステッドバーレイ 13%
オートミール 5%
押し麦 3%
ラクトース 10%
SRM=31.3
※モルトのコクを甘めに出したかったので、カラアンバーを使ったのがポイント。
ほかはボディとマウスフィール上げるため、プロテイン多そうな穀物をこれでもかと詰め込んだ。
Mash
インフュージョン 68℃ 60m
マッシュアウト 74℃ 10m
※ボディを増すため、プロテインレスト無し。糖化温度も高めでシュガーチェーンを残すように仕込む。
Boil
60m
Hop & Spice schedule
EKG 14g 60m
EKG 11g 30m
水出しコーヒー 600ml 瓶詰時
IBUs=23.9
Yeast
Wyeast 1084 Irish Ale
5/26に仕込み。6/2に澱引きして2次発酵、そして6/16に瓶詰。イーストが硫黄臭を出すバクテリアに汚染されているようで、発酵中の臭いことなんの。硫黄臭は放置していたら揮発して消えるけど、ボトルコンディション中に発生したら勘弁なので、瓶詰前にイーストもろとも滅菌することにした。そう熱処理だ。これで、厚みが出ればさらにボディ強化も可能なはずで一石二鳥だ。(熱処理の厚みについてはこちらの記事参照熱処理ビールと生ビール - homebrew diary)
通常なら、二次発酵容器からボトリング容器に移すが、いったん寸胴鍋に入れて63℃で30分のパスチャライズ。そのあとにチラーで冷してボトリング容器に移し、プライミングシュガーと、汚染されていないイーストを少し入れて瓶詰した。
こちら瓶詰前の試飲。
SRM30超えだけあって、すげー黒い。そして口当たり重く、とても甘い。ビールじゃないぞこれ。ちなみに、瓶詰時のFGは1.021。面白いスタウトができそうだ。来週には瓶詰2週間で、開栓の報告ができるだろう。今回のスタウトは、飲むときのトッピングを工夫してみようと思う。ベースがコーヒースタウトなので、バニラは合うだろうな。タピオカなんて入れてみるのも面白いかも。
以上。