ホワイトIPA(Ver201907)

 こちらに続いて、 ベルジャンイーストで作るIPAの第二弾。

vvm.hatenablog.com

 今回のスタイルはホワイトIPAということで、グレーンビルドはヴィットを手本で、爽快なアメリカンホップをぶち込んでみようと思う。

 さて前にも書いたが、ヴィットは小麦玄麦を使う。これが固い。固いといったら固い。夏の暑い日に精米機をフル回転させ、それだけでは追いつかないので並行してすり鉢でゴリゴリと、ヒーヒー言いながらミルした。これだけ努力しても、粉砕がいまいちでマッシュ効率が悪いのが小麦である。オールグレーンでヴィット仕込む人と情報交換したいなー。どうやってミルするのかと、効率はどうなのか聞いてみたい。

 

Batch Size

 11リットル

grain bill

 ピルスナー         40%

 アンモルテッド ウィート   52%

 オーツ           8%

 SRM=3.3

mash

 プロテインレスト 50℃ 30m

 インフュージョン 63℃ 60m

 マッシュアウト   76℃ 1m

 ※糖化能力を高める目的で63℃にした

boil

 60m

hop & spice schedule

 60m

  エルドラド  7g

 15m

  エルドラド  7g

  アマリロ   7g

 0m

  エルドラド  10g

  ギャラクシ  10g

  コハツ    10g

  アマリロ   10g

  クリオモザイク 5g

 1st ドライホップ

  エルドラド  10g

  ギャラクシ  9.5g

  コハツ    10g

  アマリロ   10g

  クリオモザイク 5g

 2nd ドライホップ

  エルドラド  10g

  ギャラクシ  10g

  コハツ    9.4g

  アマリロ   11.6g

  クリオモザイク 8.3g

  IBUs=34

 ※ギャラクシ&モザイクで夏らしいトロピカルでスパッとしたIPAを狙う。

 在庫が中途半端なホップがたくさんあったので処分的な意味もあり

Yeast

 Wyeast 1214 Belgian Abbey

 

 醸造結果、マッシュ効率68%と低くて涙。そして今回は澱が厚かった。なかなか沈まないので発酵容器に澱が入ってしまい、ラッキング時の欠損も大きかった。ホップガンガン使ったのに最終瓶詰サイズが少なくて涙と、ダブル涙の作品。

 こちらが比重遷移。このイーストにしては低すぎる温度であることに気づく前なので、18℃近辺をこれでもかとキープした。FGが高めなので、やっぱり発酵温度間違っているんだろうな。次回は20℃でいくぞ。

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 こちら完成品。

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 清澄度低し。このイースト特有のくもりが原因と思うが、やわらかい良い色で好き。味は鼻に抜けるギャラクシ&モザイクの爽快なフレーバが最高。イースト特有のドライフルーツ感も相まって奥行きのあるフレーバーがすごい。全体的に軽めでセッションIPAに分類されるが、2週間のボトルコンディションを経て高めだったボディはしっかり搾れてキレがでてる。それでいて小麦のまろやかさの重みもありこれは旨いぞ。95点!

 

以上。