今回のスタイルはホワイトIPAということで、グレーンビルドはヴィットを手本で、爽快なアメリカンホップをぶち込んでみようと思う。
さて前にも書いたが、ヴィットは小麦玄麦を使う。これが固い。固いといったら固い。夏の暑い日に精米機をフル回転させ、それだけでは追いつかないので並行してすり鉢でゴリゴリと、ヒーヒー言いながらミルした。これだけ努力しても、粉砕がいまいちでマッシュ効率が悪いのが小麦である。オールグレーンでヴィット仕込む人と情報交換したいなー。どうやってミルするのかと、効率はどうなのか聞いてみたい。
Batch Size
11リットル
grain bill
ピルスナー 40%
アンモルテッド ウィート 52%
オーツ 8%
SRM=3.3
mash
プロテインレスト 50℃ 30m
インフュージョン 63℃ 60m
マッシュアウト 76℃ 1m
※糖化能力を高める目的で63℃にした
boil
60m
hop & spice schedule
60m
エルドラド 7g
15m
エルドラド 7g
アマリロ 7g
0m
エルドラド 10g
ギャラクシ 10g
コハツ 10g
アマリロ 10g
クリオモザイク 5g
1st ドライホップ
エルドラド 10g
ギャラクシ 9.5g
コハツ 10g
アマリロ 10g
クリオモザイク 5g
2nd ドライホップ
エルドラド 10g
ギャラクシ 10g
コハツ 9.4g
アマリロ 11.6g
クリオモザイク 8.3g
IBUs=34
※ギャラクシ&モザイクで夏らしいトロピカルでスパッとしたIPAを狙う。
在庫が中途半端なホップがたくさんあったので処分的な意味もあり
Yeast
Wyeast 1214 Belgian Abbey
醸造結果、マッシュ効率68%と低くて涙。そして今回は澱が厚かった。なかなか沈まないので発酵容器に澱が入ってしまい、ラッキング時の欠損も大きかった。ホップガンガン使ったのに最終瓶詰サイズが少なくて涙と、ダブル涙の作品。
こちらが比重遷移。このイーストにしては低すぎる温度であることに気づく前なので、18℃近辺をこれでもかとキープした。FGが高めなので、やっぱり発酵温度間違っているんだろうな。次回は20℃でいくぞ。
こちら完成品。
清澄度低し。このイースト特有のくもりが原因と思うが、やわらかい良い色で好き。味は鼻に抜けるギャラクシ&モザイクの爽快なフレーバが最高。イースト特有のドライフルーツ感も相まって奥行きのあるフレーバーがすごい。全体的に軽めでセッションIPAに分類されるが、2週間のボトルコンディションを経て高めだったボディはしっかり搾れてキレがでてる。それでいて小麦のまろやかさの重みもありこれは旨いぞ。95点!
以上。