New England IPA(Ver201911)

コンタミしたのでカテゴリー「失敗作」追加。コンタミした理由はホップ投入温度。

 11~12月はWyeast 1318 London AleⅢイーストを使って醸す。Lodon Ale Ⅲと言えばNE IPAスタイルに適したイーストで有名。10Mからスタータで起こし、10Eに試験醸造でかるく肩慣らしして、久々にNE IPAを仕込むことにする。

 

 レシピ

Batch Size

 11リットル

Grain bill

 US 2row      56%

 ピルスナー     12%

 グラニュー糖    14%

 オートミール       10%

 押し麦         5% 

 CaraAmber       3% 

 SRM=4.5

 ※グラニュー糖が多いのは、単純にモルトを出し渋った。

 最近モルトの送料が高くて・・・。

Mash

 プロテインレスト なし

 インフュージョン 65℃ 60m

 マッシュアウト   76℃ 1m

Boil

 60m

Hop & Spice schedule

 60m

  マグナム      11g

 0m

  チヌック       3g

  クリオ シトラ    4g

  クリオ シムコ    4g 

  クリオ モザイク   4g

 70℃ 

  チヌック       3g

  クリオ シトラ    4g

  クリオ シムコ    4g 

  クリオ モザイク   4g

 1st ドライホップ 

  クリオ シトラ    5g

  クリオ シムコ    5g 

  クリオ モザイク   5g

  2ndドライホップ

       1stと同じ予定

 IBUs=26

Yeast

 Wyeast 1318 London Ale Ⅲ

 

 いやー、詰まった詰まった。ロイターリング+スパージングにトータル3時間30分かかった。オートミールおそるべしだな。そしてホップだけど、ボイル終了後に軽くさまして70℃で投入。の予定が、気付いたら50℃切ってて慌てて投入。影響がないことを願う。

 ※影響ありました。ホップの香りが弱いとかそんな小さな影響じゃなくて、コンタミと言う醸造界最大最強の影響がありました。63℃以下で投入したらホップについている細菌の減菌ができません。忘れてた!

 

 

 こちら発酵遷移グラフ。

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 すぐに発酵が始まって、急激な減衰カーブにイーストのやる気が垣間見れて安心したが、11/5付近で減衰が弱まったときは焦った。その後は再び力強く減衰して本日の澱引きにいたる。

 いったん発酵が弱まるこの現象、何度か経験している。この現象とイーストの分裂サイクルには関係があって、これが起きるということは、イーストの寝起き時間が均一な状態ってことだと思っている。そして、これってあまり良くないとも考えているが、まだ調べきれていない。

 

 こちら澱引き品の味見。

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 このイースト特有の、ほんのりとした甘みが良い。トロピカルさとあいまっていい感じ。しかしホップ香が弱い。50℃投入の影響か?2ndドライホップの量を増やすか?全体的においしい感じに仕上がっているのだか、しかし最大の難点がある。硫黄臭だ。あーあ、また硫黄臭だよ。はよ揮発してくれ。

 

以上。

 

結果はこちら

vvm.hatenablog.com

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