マッシュ効率チャレンジ(Ver202003)の出来

 こちらのビールが出来たので評価。マッシュ効率97%という驚異的な数値をたたき出した、その結果はいかに?

 

vvm.hatenablog.com

 

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 なんか濁っている。ボトリング時にフィルタを使ったのだけどなぁ。今年は4回フィルタを使ったが、どれもうまくいかなかった。プライミグシュガー入れてないのに勝手に炭酸が入る。去年のこちらのビールのような出来を期待していたのに、何が悪いのだろう。

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 味は、悪くはないのだけど「旨い!」と声が出ない。全体的に味が濃くってポテンシャルが高いんだけど、バランスが悪くてイマイチな出来。イースティさが無ければ化けていたかも?とか、なんか惜しい。

 そして、ちょっと収斂味がある。これはデコクションしたことによるタンニンの抽出だろう。自分のモルトは粉々にクラッシュするので、マッシュ効率が高い反面、収斂味が出やすいトレードオフということだ。タンニンは、80℃以上の高温だと抽出しやすく、また試料が細かければ細かいほど抽出しやすいという、茶葉での研究結果が報告されている。

 

 しかし、デコクションで味が大きく変わることはわかった。もう少しマッシングのやり方を変えて、最適なやり方を模索してみよう。奥が深いぜホームブリューイング。

 

 今期のラガーはこれにて終了。今年は全体的に良作ばかりで、特にシュバルツヘレス(ヘレスじゃない)は高得点な出来。しかし、求めているすっきりコクのあるラガーは造れなかった。全体的にイースティでした。

 ラガーイーストって、1年近く寝かせたあとはイースティになってしまって、元の味には絶対に戻らないと感じる。エールはそんなことない感想なんだけど。来季のラガー期間はイーストを新規購入して臨みます。

 

以上。