こちらのビールが出来たので評価。
色は地黒で失敗だ。ケルシュと言われても疑うくらい、こんがり日焼けしてやがる。これはデコクションによるカラメル化が原因だと思っている。
アロマも良くないかも。磯臭いからDMSだな。あーこれは失敗か。と思ったら、口に含むと旨し。モルトの香味とケルシュイーストのハチミツ風味と、ソラチエースの爽快なレモン感が競演して旨い。そして塩味も感じる。ビールに塩味を感じるのはウルケル以来でプチ感動。デコクションの良い影響だろう。しかしタンニンも感じて、ほのかに渋いから、うーんって感じ。総合して及第点って感じかな。
今までソラチエースホップを何回か使ったのだけど、このホップなかなか面白い。カスケードやシトラなどのアメリカンホップは、柑橘系で雑にカテゴライズしちゃうけど、ソラチエースはクセが強くて唯一無二の存在感がある。
サッポロビールの蛸井先生がソラチエースの分析をした記事を読んだのだけど、ゲラン酸が他のホップの香気を高める話とか、とても興味深い。論文読みたい。
サッポロビールのプレスリリースはこちら
https://www.sapporoholdings.jp/news/items/0000020298/pdf/WBC.pdf
そんなわけでソラチエースを推しホップと宣言したいところだが、海外から買っている現状を考えるにそうは言えないんだよね。せっかく北海道にいるのに。
以上。