SORACHI ACE クローン(Ver202009)と清澄剤の報告

 今回は、ブルックリンブルワリーのSORACHI ACEのクローンに挑戦。ソラチエースはホップの名前。1980年代にサッポロビールが開発したのだが、当時の日本では生まれるのが早すぎた先鋭的なホップ。日本で日の目を見ることなく20年以上が経ち、アメリカで脚光を浴び復活を遂げた。その立役者の一つがブルックリンブルワリーのSORACHI ACEだ。と思っている。

 スタイルはセゾン。セゾン特有の高いエステル香とソラチエース特有のレモングラスの香りの相性がよく、口の中が爽やかでフレッシュになる洗練されたビールだ。

 そんなビールにちょっとくらい近づけたらいいなーと、クローンレシピを検索してブルーイング。

 

 こちらレシピ

 

Batch Size

 11リットル

Grain bill

 ピルスナーモルト      91%

 グラニュー糖          9%

 SRM=4.0

Mash

 セルロースレスト@30℃    5分

 プロテインレスト@52℃    10分

 サッカリフィケーション@62℃ 15分

 サッカリフィケーション@69℃ 15分

 マッシュアウト@74℃       -分

マッシュ効率 90%

Boil

 60m

Hop & Spice schedule

 60m ソラチエース  6.5g

 30m ソラチエース  6.9g

   0m ソラチエース  5g

     dry ソラチエース  11.3g

IBUs=34

※手持ちのソラチエースが予想より少なくて、

クローンレシピよりかなり量が少ない。しかし、これでも香りは十分と感じた。

Yeast

 Wyeast 3522 Belgian Ardeness

 

 今2次発酵中。アードネスのフルーティな香りにソラチエースの香りが見事にマッチしている。こりゃ期待大。たのしみ。比較用に、SORACHI ACEを購入しようとキリンのDrinxをのぞいたら、品切れ。作ってくれませんかね。お願いします。

 

 話は変わって、清澄剤の話。カラギナンに苦しみ、ゼラチンに手を出したものの重大な欠点を知り、今回は寒天に挑戦した。(その話はこちら参照

 買ってきたのはスープ用の寒天。棒状の寒天は場所を取らないけど、こっちの方が取り扱い楽かなと思ってこれにした。これをワシっと一掴み。

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 結果、ばっちり。アイリッシュモスを使っていた頃の状態に戻ったようだ。

 

<汚麦汁>

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<30分後の汚麦汁>

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 しっかり沈殿するようになってくれた。

 

以上。

 

こちら完成品の記事。

vvm.hatenablog.com