今回は、ブルックリンブルワリーのSORACHI ACEのクローンに挑戦。ソラチエースはホップの名前。1980年代にサッポロビールが開発したのだが、当時の日本では生まれるのが早すぎた先鋭的なホップ。日本で日の目を見ることなく20年以上が経ち、アメリカで脚光を浴び復活を遂げた。その立役者の一つがブルックリンブルワリーのSORACHI ACEだ。と思っている。
スタイルはセゾン。セゾン特有の高いエステル香とソラチエース特有のレモングラスの香りの相性がよく、口の中が爽やかでフレッシュになる洗練されたビールだ。
そんなビールにちょっとくらい近づけたらいいなーと、クローンレシピを検索してブルーイング。
こちらレシピ
Batch Size
11リットル
Grain bill
グラニュー糖 9%
SRM=4.0
Mash
セルロースレスト@30℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@69℃ 15分
マッシュアウト@74℃ -分
マッシュ効率 90%
Boil
60m
Hop & Spice schedule
60m ソラチエース 6.5g
30m ソラチエース 6.9g
0m ソラチエース 5g
dry ソラチエース 11.3g
IBUs=34
※手持ちのソラチエースが予想より少なくて、
クローンレシピよりかなり量が少ない。しかし、これでも香りは十分と感じた。
Yeast
Wyeast 3522 Belgian Ardeness
今2次発酵中。アードネスのフルーティな香りにソラチエースの香りが見事にマッチしている。こりゃ期待大。たのしみ。比較用に、SORACHI ACEを購入しようとキリンのDrinxをのぞいたら、品切れ。作ってくれませんかね。お願いします。
話は変わって、清澄剤の話。カラギナンに苦しみ、ゼラチンに手を出したものの重大な欠点を知り、今回は寒天に挑戦した。(その話はこちら参照)
買ってきたのはスープ用の寒天。棒状の寒天は場所を取らないけど、こっちの方が取り扱い楽かなと思ってこれにした。これをワシっと一掴み。
結果、ばっちり。アイリッシュモスを使っていた頃の状態に戻ったようだ。
<汚麦汁>
<30分後の汚麦汁>
しっかり沈殿するようになってくれた。
以上。
こちら完成品の記事。