自己フィードバックって難しい

 最近思うのは、ホームブリューって上達するのにとても時間がかかる。造ったビールの出来がイマイチでも、何もしなくても次のビールがおいしいなんてしょっちゅうだ。「〇〇が悪かったのかな?」と思っても、それを正確にフィードバックするのがとても難しいと感じる。まぁ、それが楽しいのだけど。

 自分はこのブログをつけることで整理しようと思っているのだが、ビール醸造は月に2回程度しかできない。これって、けっこうなハードルじゃないだろうか。前回の改善点を活かすことが出来ないことが多い。

 何らかの決定的な改善点を得られないか、春から作ったビールの醸造要点をサマライズして、俯瞰的に眺めてみることにしてみた。
醸造要点は、「糖化効率」、「ミル」、「ロータリング時に不織布あり/なし」、「清澄剤の種類」、「イースト」でまとめてみる。

タイトル 出来 糖効率 ミル 不織布 清澄剤 イース
ラガー 軽く渋い 97 精米機 あり ゼラチン ラガー
WIPA3 良い 86 精米機 あり ゼラチン ケルシュ
ケルシュ 良い 95 精米機 あり ゼラチン ケルシュ
ビター 良い 92 精米機 あり ゼラチン English
EIPA イマイチ 80 精米機 あり ゼラチン English
SIPA まぁまぁ 90 精米機 あり ゼラチン WLP090
SIPA2 腐ったミカン 80 精米機 あり ゼラチン WLP090
WIPA4 超苦い 97 精米機 あり ゼラチン WLP090
GIPA うまい 95 ローラー あり ゼラチン WLP090
HOP 軽く渋い 97 ローラー あり ゼラチン WLP090
IPA 軽く渋い 85 ローラー なし ゼラチン WLP090
セゾン うまい 78 ローラー なし カラギナン Ardeness
WIPA5 うまい 80 ローラー あり 寒天 Ardeness
セゾン うまい 90 ローラー あり 寒天 Ardeness


 うーん。これを見る限り、ミルやマッシュ効率はあまり味に影響してない気がする。渋みは精米機ミルや高すぎる糖化効率と思っていたが、見渡すとそれよりもイーストとホップが影響している気がする。清澄剤のゼラチンは「瓶に残る」と「発酵中の味見時の苦み」以外は問題なく、出来には影響ない。
 改善点は、やっぱホップの勉強不足かな。イーストに関しては、ベルジャンやケルシュが自分には合っていて、WLP090はたまに使うのはいいけど、常時使いこなす自信がない。アメリカンIPAはホップを勉強しなおしてから再チャレンジしたい。って感じ。


以上。