アイリッシュ・ペールエール(Ver202011)

 そんなスタイル無いと思うんだけど、今回はなんとなくアイリッシュペールエール。最近アイリッシュエールイーストを使いこんでおり、このイーストに最適なスタイルはなんといってもスタウト。スタウト以外となるとポーターやレッドエール、DIPAなどで、濃いのが続いてしまう。箸休めの意味でペールエールと言うわけ。

 レシピ

Batch Size
 11リットル

Grain Bill
 マリスオッター        87% 
 C40            5%
 カラピルス          8%
 SRM=5.3

Mashing
 セルロースレスト@35℃    5分
 サッカリフィケーション@62℃ 15分
 サッカリフィケーション@69℃ 15分
 マッシュアウト@76℃       -分
 ※マッシュ効率 73%
 ターゲット90に対して73。安定しないなー。

Boil
 60m

Hop & Spice schedule
  CTZ            10g 60m
  スタイリアン・フォックス 14g 15m
  スタイリアン・フォックス 10g  0m
  スタイリアン・フォックス 10g  1st Dry
  スタイリアン・フォックス 10g  2nd Dry
 IBUs=37.9
 
Yeast
 Wyeast 1084 Irish Ale


 スタイリアン・フォックスは初めて使うスロベニアのホップだ。スタイリアン・ゴールディングスが有名だけど、最近いろんなスタイリアンが登場している。他にはウルフ、ドラゴン、カーディナル。それに加えフォックスの4種がある。名前がかわいいのでフォックスを買ってしまった。フォックスの特長はエルダーフラワー、クロスグリレモングラス等々で、フルーティなアロマだそうだ。ペールエールには適したホップ。
 ペレットの臭いを嗅いだら、まんまウィラメットのような気がした。ウィラメットってあまり使わないのだけど、特徴的な香りだったから覚えている。スタイリアンとウィラメットの交配だろうと予想。

 完成品。
f:id:vvm:20201213201548j:plain

 色、良くない。SRMは悪くないけど濁りとのバランスがわるい。
 味、良くない。このイーストの強いエステルが味のバランスを崩してしまっている。ただただイーストのクセが前面のビールになっている。フォックスのフルーティさは感じない。なんじゃこのホップ。
 全体的にまだ若いと感じるので評価は保留したいが、このイーストはやっぱり強めのアルコールとモルティと合わせるのが良いと確信した。あんまり連続醸造には向いていないイーストだなぁ。


 以上。

追記
2週間経って、再評価。
バランスがとれてきた。でもやっぱ、うるさいエール。こういうウザイのもありかな?と思える感じには、仕上がってる。
バランスと言っても、イーストとカラメルモルトのバランスね。ホップ香は一切感じない。なんじゃこのホップ(笑)