ベルジャン・トリペル(Ver202103)

 これまた、結構前に仕込んで放置していたトリペル。
 レシピはこちら。

Batch size
 11リットル
Grain bill
 ピルスナー         74.5%
 アロマティック        1%
 グラニュー糖          10%
 米             14.5%
 SRM=4.8
Mash
 セルロースレスト@30℃    5分
 プロテインレスト@52℃    10分
 サッカリフィケーション@62℃ 15分
 サッカリフィケーション@69℃ 15分
 マッシュアウト@76℃      -
Boil
 60m
Hop & Spice schedule
 60m  EKG         18g
 15m  EKG         14g
  3m  ミッテルフリュー   8g
 IBUs=26
Yeast
 Wyeast 3522 Belgian Ardeness

 トリペルのレシピを調べていると、出てくるのがライトカラーのキャンディーシロップ。キャンディーシロップはモルトショップで買えるから。と油断していたら、今は取り扱ってなくてショッキング。で、いろいろレシピを調べてたら米が出てくる。ほう米を使った醸造ってはじめてだ、面白そうじゃん。ってことでこのレシピになった。しかし、これだけSRMの低い副原料を使っても、トータルSRMが4超えちゃうんだよね。アロマティックモルトのせいなんだけど、味にコクを出しつつトリペルのゴールド色を出すのって難しい。また、ホップはスタイリアンゴールディングスが適しているんだけど、切らしていたのでEKGを使用。

 米は、醸造前に炊飯器を使って炊いた。炊きたてふっくらコシヒカリモルトと一緒に寸胴鍋に投入する際、モヤモヤした気持ちになったのは日本人だからなんだろうな。食べたほうがおいしいよなって。ちなみに、米はPPG=32で計算。ターゲットのマッシュ効率85%に対して、87%を達成した。糖化工程を終えると、米は生き血を吸われたように艶を失いカスカスの灰色の粒となる。南無。写真撮っておけばよかったな。

 こちら完成品。

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 うーん、なんか濁ってる。色はもっと黄色くしたいし、見た目はだめだな。
 アロマはアルコールがマシマシ。口に含むと、アードネスイーストのフルーティ感が一瞬よぎるが、それを洗い流すアルコール。そしてドライ感だけが舌に残る。うーん辛口。これ飲むのは相当な気力が必要だぞ。フラフラになるわ。もう少し他の味を強くないと、ただ肝臓がつかれるだけのビールになってしまう。やっぱりキャンディーシロップで味の深みが欲しいところだ。

 以上。