WIPA~ホップ探求篇~(Ver202106)

ホップ探求第3回。

過去の記事はこちら。
WIPA~ホップ探求篇~(Ver202103) - homebrew diary
WIPA~ホップ探求篇~(Ver202105) - homebrew diary


 今回のホップは高ゲラニオールを狙ってセンティニアルを使ってみた。

Batch Size 
 11リットル
Hop & Spice schedule 
 60m
  スタイリアンFOX   10g
 10m
  ギャラクシ       6g
  モザイク        6g
  シムコ         6g
  センティニアル     6g
 0m@ワールプール
  ギャラクシ      10g
  モザイク       10g
  シムコ        10g
  センティニアル    10g
 1st ドライホップ
  ギャラクシ      10g
  モザイク       10g
  シムコ        10g
  センティニアル    10g
 2nd ドライホップ
  ギャラクシ      10g
  モザイク       10g
  シムコ        10g
  センティニアル    10g
 IBUs=37.8

 
 オイル構成を過去のホップブレンドと比べて、表にまとめる。

オイルug/L 1回目 2回目 3回目
ミルセン 20558 23924 19917
フムレン 5145 4875 3777
カリオフェレン 2546 3724 3072
ファルネセン 240 587 599
リナロール 956 1243 1068
ラニオール 531 561 944
βピネン 259 240 230
IBUs 20 39.7 37.8


リナロール:ゲラニオール比率を見てくれ。1 :1にかなり近い。

こちら完成品。

f:id:vvm:20210801213612j:plain

 あれー?色が濃い。ホワイトIPAの色には自信があったんだけどなぁ。俺の美白技術のすべて投入したんだけど、肌が褐色で太陽のKomachi Angelって感じだ。まだまだ色に関する未知のファクタが存在するのだろうか。

 いざ試飲。アロマはオレンジ系の柑橘。しかし、いかんせん弱い。もっとブワッと香ってほしかった。口に含むと柑橘の白皮のような鋭い苦みが心地よい。収斂味はなく後には引かずスッキリ感を演出している。暑い夏にぴったりでグッド。そして甘い。残糖の甘さではなくて、鼻に抜ける甘さ。これがゲラニオールマシマシの結果なのだろうか。反面、リナロールの少なさが香りの少なさなのだろうか。リナロール:ゲラニオール比率としては2回目の感じが良いのかもな。
 とにかく夏らしい仕上がりで、色の濃さが日焼けと思えて許せてきた良作。夏はこの娘と楽しみましょう。
 
以上。