酵母じゃない何かがビールに混じった(閲覧注意)

 長々しいタイトルを付けたが、要するに腐った。久々にやらかしてしまった。
 今回、むかし取り分けたイーストを使うため、3週間前からスターターを準備。スターターの段階で臭いが変だなーと思っていたんだけど、醸造前日には割と良い香りに落ち着いたので醸造に移ったわけだ。そして菌汚染に至る。スターターの変な臭いは勘違いでなく、どうやら発酵中の菌が舞っている間におかしな臭いと味になる系?の菌汚染のよう。発酵が落ち着いてきたら上澄みはとても良い味のエール。でも少しかき混ぜたら、はずれ甘栗を食べたときの青苦さ。酵母と「なにかの菌」が共存してそれぞれ発酵している感じだ。
 ちゃんと澱引きしたら飲めるところまで持っていけるのでは?とか夢のようなことを考えても許されるのはホームブルーのいいところ。だけど、今回は耐えられる味ではないなと感じたので、思い切って捨てることにした。
 
バイバイおれの労力。畑の肥やしになってくれ。8リットルバッチにしたのがせめてもの救い。
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 さて、トラブルシューティング。夏なのでちょっとの油断が即汚染につながるのは当然。では、どこを油断したのか?スターターはワインセラーで20℃付近で保管していた。アルミホイルで蓋しているだけってのがダメなのかな。ちゃんとエアロックしないとダメなのかな。と悩みながら、とりあえずワインセラーの清掃をすることにした。

ワインセラーを眺めていると、吸気口の奥がなんだか白い。も、もしや…。ドライバーを使って初めてパネルを外すことに。
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うわわわわ~~~!!(モザイク処理しています)
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 パネルの裏に5年間分のカビがため込まれていた。ワインセラー内はカビるので定期的に清掃していたが、ここも開けて掃除しないとアカンかったか。こんな状態でエアロック無しのスターターってのが失敗の主原因だろう。
 こんな状態でもビールが作れていたことの方が不思議に思う。自分の勝手な予想だけど、イーストが元気ですぐに発酵できるなら発酵容器の圧力が高まるので菌が入る余裕なんてなくて、イーストの活動が弱いスターターのような場合は菌が入ってしまうってことなのかもしれない。

結論

ワインセラーの清掃はパネル裏まで徹底的に!

スターターはエアロック使おう!

以上。