ベルジャン・スタウト(Ver202112)の出来

 こちらのビールを評価します。

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 炭酸が弱い。我慢できずに開けちゃった感があるヘッド。色は軽い黒。アロマは、チョコレートのビターな香りと、スペシャモルトの芳ばしい香り。バニラは弱い。良き。口に含むと、カカオの苦さ。弱い収斂。バニラは感じない。後半口の中がガチャつく。全体的にコクが感じられず薄い印象を受ける。
 うーん?全体評価はイマイチかも。

 カカオニブを使ってチョコ風味をつけることに成功してうれしいけど、全体のバランスが悪くて味が喧嘩している。何かがカカオのビターを悪い方向に巻き込んでしまっている。いろいろ考えて思い至ったのがスパイシーさ。実はこの回の発酵時、温度を24℃にしたのだ。Wyeastの説明に書いている『Delicate dried fruit esters can be produced when used at higher fermentation temperatures or in a high gravity wort.』を狙ったのだが、『Delicate dried fruit』じゃなくて強烈にスパイシーになってしまった。このイーストは上級者向けなのかも。使いこなす自信がなくなった。
 
 このイースト使った1回目の醸造の評価を読み返したら、コクが弱い、バラバラしているという感想は今回にも当てはまる。でもそれほどスパイシー前面ってわけでもなかったんだよな。1回目の発酵温度は20℃弱ね。
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 熟成でバランス取れたらいいな。
 

以上。