WhiteIPAのホップブレンドを探求するシリーズ。今回は違うホップを使ってもオイル構成が同じならば同じ味になるのかを確認。オイル構成は4回目のブレンドを選択。イーストはWyeast 2565 Kölschを使用。
こちらレシピ。
Batch Size
11リットル
Hop & Spice schedule
60m
マグナム 7g
10m
ギャラクシ 7g
センティニアル 7g
モザイク 7g
シトラ 7g
0m@ワールプール
ギャラクシ 15g
モザイク 5g
シトラ 5g
1st ドライホップ
ギャラクシ 25g
エルドラド 10g
センティニアル 2g
モザイク 5g
シトラ 5g
2nd ドライホップ
ギャラクシ 13g
エルドラド 12g
センティニアル 2g
モザイク 5g
シトラ 5g
IBUs=38.9
オイル構成を近づけるため、偏った使い方している。
こちらオイル構成を比較した結果。
オイルug/L | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 |
ミルセン | 20558 | 23924 | 19917 | 23165 | 23064 |
フムレン | 5145 | 4875 | 3777 | 4173 | 4003 |
カリオフェレン | 2546 | 3724 | 3072 | 3242 | 3963 |
ファルネセン | 240 | 587 | 599 | 622 | 663 |
リナロール | 956 | 1243 | 1068 | 1100 | 1065 |
ゲラニオール | 531 | 561 | 944 | 324 | 332 |
βピネン | 259 | 240 | 230 | 182 | 180 |
IBUs | 20 | 39.7 | 37.8 | 46.6 | 38.9 |
総評
1回目:レモン/パイン
2回目:グレープフルーツ
3回目:オレンジ/甘い
4回目:クッキリ柑橘/洗剤/甘い
どう?オイル構成は4回目にかなり近いでしょ?唯一カリオフェレンが多いかな。オイル構成を近づけるのは結構大変だった。
こちらが完成品
色はいいね~。ケルシュイーストを使うと柔和な色になるから好きだ。アロマは表現がとても難しいが良い。ケルシュの青っぽい植物の香りとほのかなナシ、パッションフルーツってところか。柑橘の特長は無い。口に含むと、モルトの押しがなくてタッチが薄くてホワイトIPAの狙い通りで良い。しかし、フレーバーが好ましくない刺々しさ。プラスチック容器を舐めたような化学っぽい違和感と、口の中にいつまでも残る苦み。うーん。アロマが良いだけにもったいない出来。
4回目に近いかと聞かれると「ぜんぜん違う」と回答しておこう。柑橘感がまったくないし甘くない。不思議な化学系フレーバーになったところが、少し系統が近いかも。
俺のオイル計算式が間違っているのか、オイル構成ではビールの味を語れないのか、そもそも俺の舌がバカなだけか…。答えはまだまだ先だけど、のんびり行きましょう。
以上。