昨年の暮れに造ったチョコレートスタウトが良い出来だったことに気をよくして、今回もカカオニブを使った醸造にチャレンジ。
昨年のスタウトの記事はこちら。めちゃめちゃ旨かった。
vvm.hatenablog.com
レシピはこちら。
Batch size
11リットル
Grain bill
US 2row 70%
チョコレートモルト 6%
カラアンバー 10%
ミュンヘン 14%
SRM=21
Mash
セルロースレスト@30℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@69℃ 15分
マッシュアウト@76℃ -
Boil
60m
Hop & Spice schedule
マッシュ カカオニブ 60g
60m カカオニブ 60g
60m EKG 14g
10m EKG 3.1g
10m アマリロ 20g
IBUs=28.6
Yeast
Wyeast 1272 American Ale II
今回はマッシュ時とボイル時にカカオニブを投入。2次発酵時の投入はカカオニブのハスク感がつくとのことで、今回はその違いを確認する。
ボイル時の写真。カカオニブはそのまま投入した。
浮くものと沈むものあり。カカオニブを回収して再利用したい人はお茶パックの使用を勧める。
1次発酵中に何度か味見したんだけど、これがあんまりおいしくない。チョコレートっぽさがホップやモルトの苦みと喧嘩していて、正直失敗したと感じていた。カカオニブは2次発酵時に漬けるのが一番だろうと胸に刻んだ春の夜だった。
そして今日澱引き。
味見したら、めちゃめちゃ旨くなっている。アルコールが混ざり全体がどっしりとして、不純物が沈んだことにより無駄な苦みが消え、チョコレート風味とモルトの風味がこのイーストのタート感と合わさって甘くないのに甘く感じる異次元バランス。うっまー!
カカオニブ投入の違いについては、前回は装飾のため塗ったチョコレートって感じだったが、今回はチョコレートそのものを溶かして飲んでいる感がある。これがマッシュ&ボイル投入の特長なのか。
飲めるようになるのはまだ先だけど、これは楽しみな作品になりそう。
以上。
完成品の記事はこちら。
vvm.hatenablog.com