自分のIPAの下手さ加減が2ndドライホップに起因することは、もう多くを語る必要ないだろう。ならばどうやって満足いくホップ感を出しながらIPAにできるのか?
今回はそんなテーマで、ホップ投入量を工夫してみた。
こちらレシピ。
Batch size
11リットル
Hop & Spice schedule
60m
マグナム 5g
10m
センティニアル 5g
シムコ 5g
0m@ワールプール
センティニアル 30g
シムコ 20g
アマリロ 20g
1st ドライホップ
センティニアル 6g
シムコ 8g
アマリロ 8g
2nd ドライホップ
センティニアル 4g
シムコ 4g
アマリロ 4g
IBUs=25.0
Yeast
Wyeast 1272 American Ale II
どうだろう?WPの量を爆上げしてみた。WP投入ホップは、ミルセン量を増やさずにゲラニオールとリナロールは維持できる。と、自分は勝手に判断している。
今回のオイル構成と、ここ最近のホップ量を減らした醸造を比較してみた。
オイルug/L | 前々回 | 前回 | 今回 |
ミルセン | 13899 | 12221 | 4923 |
フムレン | 2504 | 2985 | 1138 |
カリオフェレン | 1945 | 1448 | 524 |
ファルネセン | 373 | 164 | 78 |
リナロール | 608 | 642 | 605 |
ゲラニオール | 206 | 420 | 561 |
βピネン | 109 | 159 | 68 |
IBUs | 22.5 | 29.2 | 25.0 |
計算ではミルセンとフムレン系が大幅に下がっている。(はず)
こちら完成品。
見た目。ヘッド白くてボディは黄色くてとても美しい。あと、WPドライホップはやっぱ濁るねー。
アロマ。レモンと、このエールイーストの酸味を感じるさわやかな香り。
フレーバーは、グレープフルーツ。苦みが強いが心地よい苦みで、柑橘香と合っている。その後に花のようなほのかな甘み。白ビールなのでブレッドで、滑らかなマウスフィールも心地よい。全体的にトゲがなくて非常にバランス取れている。90点。WP大量ホップの結果はなかなかGood。
2ヵ月前に瓶詰した前回IPAと比べてみたが、そちらはやはり劣化していて、口の中にプラモデルを突っ込まれたような味になってる。今度からこの劣化したビールを「ガンダムビール」と呼ぶことにしよう。今回のビールが一か月後にガンダムにならないか継続チェックだ。
以上。