モルトの異物混入 - homebrew diary

　初めに言っておくけど、これはモルトスターへのクレームではない。ホームブリューという自然由来の行為ゆえの微笑ましい事象と自分は捉えている。例えばちりめんじゃこに入ったカニの幼体のように、愛でる対象として考えていることを理解いただきたい。

　モルトとは大麦を発芽させたものである。収穫した大麦を浸水させて発芽させ、乾燥させて我々の手元に届く。モルトは精製するような二次産物ではなく、発芽と言う自然の力を利用して完成するものなので、我々のもとに届く姿もワイルドだ。要するに、モルトじゃないものや失敗したものが入っていることが、ままある。今日は自分が見つけた混入物を報告する。写真の手前のモルトは標準的なモルト。上が不純物である。

　1.小枝

　結構でかいけど、篩から抜けちゃうんだろうね。なお、小枝に出会う確率は高くない。割とレア。入っても醸造に悪影響は及ぼさないと思っている。だってロイターの時に籾殻を追加するくらいなんだし。

　2..やりすぎたモルト

　ピルスナーモルトなどの淡色のベースモルトにまっくろくろすけが入っていることがたまにある。これはまぁまぁある。これがたくさん混入すると、予期せぬSRMの上昇になりそうだから、入れないようにしたいと思っている。

　3.フサフサモルト

　写真ちょっとわかりづらいかな。大麦が大きく膨らんで芽がフサフサとなってしまっている。予想するに、発芽の次のステージに進んでしまったんじゃないかな。これもまっくろくろすけと同じくらい、まぁまぁある。このモルトがちゃんと醸造に使えるのかはよくわからない。デンプン層が残っていれば使えると思うけど、芽が育っているから使えないんじゃないかな。小枝と同じで醸造に悪さはしないと思う。