今シーズン使用しているラガーイースト「Wyeast 2206 Bavarian Lager」を使用した醸造3回目。このイーストはフルボディでモルティなビールに適合しているということで、メルツェンを仕込むことにした。
正直メルツェンとフェストビアの違いが判らないので、BJCP2015スタイルガイドで予習。以下抜粋。
6A. Märzen
Overall Impression: An elegant, malty German amber lager with a clean, rich, toasty and bready malt flavor, restrained bitterness, and a dry finish that encourages another drink. The overall malt impression is soft, elegant, and complex, with a rich aftertaste that is never cloying or heavy.
Vital Statistics:
OG: 1.054 – 1.060
IBUs: 18 – 24
FG: 1.010 – 1.014
SRM: 8 – 17
ABV: 5.8 – 6.3%
エレガントという言葉が2回出てくる。なんかいい感じ。ビール飲んで「エレガント…」という感想をすらりと言えるようになりたい。モルティがとことん求められるようだ。
4B. Festbier
Overall Impression: A smooth, clean, pale German lager with a moderately strong malty flavor and a light hop character. Deftly balances strength and drinkability, with a palate impression and finish that encourages drinking. Showcases elegant German malt flavors without becoming too heavy or filling.
Vital Statistics:
OG: 1.054 – 1.057
IBUs: 18 – 25
FG: 1.010 – 1.012
SRM: 4 – 7
ABV: 5.8 – 6.3%
こちらはすごくバランス感が大事そうに見える。重くなりすぎないけど力強さが求められるってむずい。
比較すると、数値的にはSRM以外はほぼ変わらん。特長として、モルティさがメルツェン>フェストビアってところかな。なんといってもエレガントが求められるのがメルツェンと心得た。
こちらレシピ。
Batch Size
11リットル
Grain Bill
ピルスナー 26%
ミュンヘン 36%
ピエナ 30%
C40 3%
カラピルス 5%
SRM=7.9
Mashing
セルロースレスト@35℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@69℃ 15分
マッシュアウト@76℃ -分
Boil
75m
Hop & Spice schedule
テトナンガー 20g 60m
テトナンガー 10g 30m
IBUs=22
Yeast
Wyeast 2206 Bavarian Lager
レシピを調べたら、ミュンヘンが多めでピエナとピルスナーの三つ巴とのこと。ホップを目立たせないようにしつつエレガントさは出したいのでノーブルホップを使用。ザーツでもいいらしいが、やっぱここはドイツホップでしょ。
現在、澱引き終わって熟成中。エレガントにできるかな。こうご期待。
以上。