今年の冬に使用しているイースト、Wyeast 1028 London Aleのレシピ紹介。WyeastのHPに書いている適合スタイルにはスタウト、ポーター、ブラウンエールと濃色ビールが多いなかIPAを仕込んだ。
それと言うのも、IBU102というホップバカの名にふさわしいラグニタスのIPAクローンの記事に出会ったから。このイーストを使っているのだ。
こちらレシピ。
バッチサイズ | 11ℓ | ||
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モルト | % | ホップ | g@m |
マリスオッター | 90 | コロンバス | 14g@90m |
アロマティックモルト | 2 | マグナム | 20g@60m |
小麦粉 | 3 | センテニアル | 18g@15m |
グラニュー糖 | 5 | シムコ | 18g@0m |
クリスタル(ホップハッシュ) | 14g@2nd Dry hop | ||
シムコ | 7g@2nd Dry hop | ||
センテニアル | 3g@2nd Dry hop | ||
SRM | 5.2 | IBUs | 102 |
ホップハッシュは、ペレットの製造過程で手に入る高濃度ルプリンが凝縮されたペレット化できないホップ滓らしい。アロマホップとしての用途が最適なのでドライホップに使用した。比重は前回の記事で話した通り、ちょっと高めでフィニッシュした。
こちら完成品。
見た目はどっしりと重さを感じる仄暗さ。良き。小麦粉を入れたからヘッドも良い感じ。
鼻を近づけるとロンドンエールのねっとりフルーティが立ち上り、アロマも重い。グラスを口に運ぶ手が一瞬止まる。
口に含むと、高めのOGが予告した通り、モルトの豊かで複雑な甘みが広がる。そしてすぐに苦みが現れる。この苦みは強烈で、じんわりと広がった後も残り続ける。まるで激辛料理の余韻が消えないかのようにじりじりと続く。たまらず甘さでリフレッシュしたくてもう一口。そして甘み苦みが繰り返す。あっという間に空になったグラスを眺めて、まさにホップバカな出来と感じた。
何年か前にもインペリアルIPAを造ったけど、今回の方が出来が良いな。ホップの渋みによる収斂味が少なくてバランスが良い。ドライホップを控え身にしたのが良かったと思う。
以上。