仕事に疲れて帰宅してちょっと一杯。でも、明日も仕事だからお酒を飲むのはちょっと・・・。天気が良い休日、昼から飲むのは最高!だけど、たまっている家事が出来なくなっちゃう・・・。そんなことを思ったことはないだろうか。自分は、その葛藤と毎日戦っている。
それでも飲みたいときは、流行のノンアルコールビール(ビールテイスト飲料)を買ってくればいいんじゃないの?と思い始めてきたんだけど、自分が飲みたいクラフトビールのようなホッピーなノンアルコールビールは売っていない。だったら自分で作ればいいじゃん。ということで、ノンアルコールビールを作ることにした。
参考にしたのがこちらの記事。
Brew A Great Non-Alcoholic Beer
要するに、一度発酵させて作ったビールを80℃で30分程度煮込んでエタノールを飛ばし、瓶詰時にプライミングシュガーと少量のイーストを入れてカーボネーションするとのことだ。手順は簡単。
瓶内発酵させるので、0%のノンアルコールではない。計算したらプライミングシュガーで入るアルコールは2.3GVで0.3%。3GVで0.45%。残存しているデキストリンのことも注意した方がいいのだろうけど、ABV1%未満には収まってるだろう。
大手がやっているような、本物のノンアルコールビールの作り方はわからない。調べたらアルコールが出ないように発酵させるという記事を見たけど詳細はわからない。
だから自分が作るのはニアビア。ニアビアという名前は、USの1920年代の高貴な実験により職を失ったビールメーカーが作った合法なローアルコールビールのことだ。
ベースのビールはこちら。
2次発酵容器に移すときに、2リットル程度を鍋に移して80℃で煮た。
スプーンで舐めながらアルコールのとび具合を確認しつつ煮たのだが、想像以上にアルコールは残るもんで、結局、記事通りに30分かかった。
煮だした後はチルして2リットルペットボトルに移して、ドライホップ投入。イースト死んでいるので熟成はしないのだが、ホップのフレーバがつくまで1週間保管。煮だした後の感想だが、すごく細かい黒いチリが舞ってしまって、ずいぶん濁った。死んだイーストなんだろうか、フィルタリングしたい。
瓶詰時にはGVになるように、プライミングシュガーとイーストを少量(30mlくらい?)追加。1週間たたずに、ペットボトルがパンパンになったので、土曜日の昼前から飲むことにした。
すでに30度を超えているだろう気温。飲まずにいられないこの青空。だけど、今日はこのあと街に買い物にいくんだぞ。いいのか!?
ちゃんとプリシピテーションしてきれいになったウォート。泡は高GVにしたから多め。瓶底は汚い澱が多かったのでいつもより多めに残して捨てた。
IPAのフレーバーはしっかり残っていて、ドライホップもいい感じに効いている。ローアルコールビールとしては十分な出来で、ビール飲みたい気分は昇華できる。これは量産したいな。
ただし注意点として、ローアルコールと言っても体調によってはホンノリ陽気になってしまうくらいは酔う。これ飲んだ後に買い物に行ったのだけど、陽気になって散財してしまった・・・。
以上。