先週NE IPAを仕込んだ。レシピはほぼ前回と同じ。
シトラホップを切らせてしまったため、代わりにシムコをつかった。あと、水質調整剤の投入タイミングを変えた。いつもは、マッシング水とスパージング水にそれぞれの分量を入れていたが、今回はボイルの時に全量入れた。理由はそれぞれの分量を計測するのがめんどくさかったというのが一番だが、ClやSO4イオンはマッシングに影響しない添加物なので、麦芽に吸収されて捨てられてしまう分量が出るのはなんか違うんじゃないかなと疑問が出てきたからだ。
今日、2次発酵容器に移して味見したけど、いいかんじにしっかりできている。ギャラクシーとモザイクのマックスフルーティーに、シムコのアーシー&パインがどう影響するのか楽しみだ。
さて、シトラがないと少し寂しいなぁと思って、通販サイトを見ていたらある商品が増えていることに気づいた。cryoホップだ。クリオ?それともコールと読むのか?cryogenic(極低温)製法でアロマオイルと樹脂を高濃度で抽出し、強烈なフレーバーとアロマをつけることが可能とのこと。さらにドライホップによりついてしまう植物味や収斂味を増すことがないという、まさにドライホップのためのホップ。
YCHの公式を見ると、ドライホップの使用量が今までの半分でよいとのこと。種類はカスケード、シトラ、モザイク、EKUANOTが出ている。お値段は、2ozで$7だから今までの倍。しかし送料安くなるメリットは大きい。
極低温製法で思い出したのが、5月にキリンの村上さんの講演で聴いた凍結ホップのこと。凍結ホップは、乾燥ペレットに比べて嫌な味となる物質が発生しないとのことで、単純にアロマやフレーバーが強いという特長だけでなく、今までのホップとは別物だという話を思い出した。
※画像は、撮影可だったので取った写真。ネタバレするからあんまり拡散しないでねと言っていた。
そんなわけで、家にホップがたくさん余っているけど、我慢できなくなって買ってしまった夏の日の2017。
※今日届いたcryoモザイク。aaが22.3%。
さて話は変わるが、7/1に瓶詰したエステルましましIPAを開栓したのでその感想。あー甘い。アロマ&フレーバーが化学的に甘ったるい。これ、よく冷やさないと臭い。やっぱりダイアセチル&DMSもましましになってしまったようだ。味は悪くないので、よく冷やす必要があるIPAということで楽しむことにする。
ビールはバランスがすべてだというけどホントその通りだ。極端は特長になりうるけど、ビールに限って言うとそれが難しい。
アザッカホップはイイ感じ。単純にミルセンの割合が高いからと言って強烈な松様になるわけではないってことか。ホップは奥が深い。不思議だ。