レッドエール(Ver201702)

 1月に沖縄に出張に行って、時間があったのでヘリオスパブに寄ってみた。そこで飲んだインペリアル・レッドエールに脳天をやられた。うますぎる。ヘリオスのレッドエールは期間限定醸造。しかも流通していないので、この時季の沖縄に来ないと飲めないらしい。うますぎて3杯のんだ。モルトの甘みとほのかなビター、そしてイーストのエステル香の3者のバランスが絶妙すぎ。

 

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 そんなわけで、レッドエールをつくりたくなった。レッドエールの勉強をすると、アイリッシュ・レッド・エールが原点として存在し、最近はアメリカでインペリアル・レッドエールが勃興しているようだ。インペリアル・レッドエールはC系ホップとウェストコーストイーストを使ったハイアルコールビール。ヘリオスパブのメニューにはインペリアル・レッドエールと書いていたから、それなのかな?と思っていたんだけど、たまたまJBC2017で伊勢角麦酒のインペリアル・レッドエールを飲む機会があった。C系ホップの効いた赤いIPAって感じで、美味しかったんだけど、ヘリオスのインペリアル・レッドエールはこれじゃないんだよ。というわけで、伝統のアイリッシュ・レッドエールの製法をとることにした。

 レッドエールの赤は、ローステッドバーレイを少量入れる事で得られる。ブラックパテントモルトやチョコレートモルトでなくて、ローステッドバーレイ。しかも重要なのは、色を付けるために入れるのであって、ロースㇳフレーバーをつけることなかれとのこと。どういうことやねん。少量で抑えることが大事ってこと?

 ホップは伝統的な低α酸のイングリッシュホップをつかうとのこと。参照レシピはEKGを使っているものが多い。手持ちのEKGはもう切らしている・・・。EKG大人気だな。今回はスタイリアン・セリアとファッグルを使用。

 イーストは、アイリッシュかイングリッシュエールを使えとのことなんだけど、過剰なエステル香を発するイーストは避けよとのこと。うーん、わからん。手元にはWyeastの1098 Britsh Yeastがある。そいつのプロフィールを読むとモルトとホップを引き立てるクリーンな仕上がりのようだ。これでいいべ。

 ということで完成したのが以下のレシピ

 

モルトビルド

 マリスオッター    89%

 クリスタルC40    3%

 カラレッド      7%

 ローステッドバーレイ 1%

  ターゲットSRM 11.57

マッシング

 プロテインレスト 30m  50℃

 シングルインフュージョン 60m 66℃

 マッシュアウト 1m 74℃

ボイル

 60m

ホップスケジュール

 ファッグル 18g 60m

 セリア   15g 15m

 セリア   5g 10m

 ターゲットIBU 18

イース

 Wyeast Britsh Yeast 1098

 

今日、2次発酵容器に移動した。1次発酵時はすっごいヘイジーで、心配だったけど、今はクリア。味見をしたらヘリオスのレッドエールに近い!モルティ且つ、イーストの爽やかなフレーバ。これは期待度大。

 赤さはこんな感じ。ちょっと茶色かな。

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  話は変わって、1月に仕込んだヴァイツェン。ボトリング14日後に試飲したのだけど、ぜんぜん熟成してなくて涙。冬は時間がかかるなー。