ベルジャントリプル(Ver201906)

 Wyeast 1214 ベルジャンアビーイーストを使って遊ぶ。

 レシピをいろいろ考えたあげく、一発目は正統スタイルを作ることにした。しかもシングルでもダブルでもなく、トリプル。

やっぱ、ビール造るなら一度はチャレンジしたいじゃないですか?あのブロンドの液体、魅惑的なフレーバ。ヨーロッパの美人のような神秘的なビールを造りたいと。

 

 さてレシピはこちら。

 

Batch Size

 11リットル

Grain Build

 ピルスナー        80%

 カラピルス        10%

 グラニュー糖       10%

 SRM=4.5

※本当は砂糖の代わりにライトカラーなキャンディーシュガーを使うべき。

 

Massing

 プロテインレスト 50℃ 30m

 インフュージョン 62℃ 60m

 マッシュアウト 74℃ 1m

 ※インフュージョンは糖化を促進するため低めの温度をキープ

Boil

 75m

Hop & Spice schedule

 スタイリアン ゴールド     28g 60m

 マグナム           6g 60m

 スタイリアン ゴールド     14g 30m 

 スタイリアン ゴールド     14g 0m

 IBUs=32.3

Yeast

 Wyeast 1214 Belgian Abbey

 

 さてこのイースト、昨年の12月にベルジャンIPAで使ってから寝かせていたわけだが、6月の上旬に試験醸造し準備は万端。のはずだった。しかし、こちらの発酵遷移図を見てほしい。

 

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 なんと、3日目に早々に発酵が止まってしまったのだ。なんじゃそりゃー。7/7にドライイーストを投入して、何とかターゲットFGに達した。前回のシメイレッドクローンも途中で発酵が止まってしまったのだが、その時はVBNCレスキュー直後でまだイーストの状態が万全じゃないと思っていた。もしかして高比重の発酵停止はこのイーストの性質なのか?でも、WyeastのHPや口コミを調べても、このイーストは高発酵度とのこと。

 きっとVBNCを経て素性が変化してしまったのだろうと思っていたら、このイーストにとって18℃の発酵温度は低すぎることが(さっき)わかった。活動温度範囲が20-25℃くらいで、エールにしては若干高め。18℃は低すぎなのだろう。説明書をちゃんと読まない性格なもんで・・・。

 

 こちら瓶詰前の写真。

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 うーん。SRM高い。というかイーストが舞っていて透明度が低く、そう感じるのだろう。フロッキュレーションはLow~Middleと書かれているが、確実にLowと感じる。味はGood。ベルジャントリプルの表現が難しい複雑な味がする。ただ、ちょっと甘いかな。もっとドライな方が良い。

 7/27に瓶詰。来週にはカーボが入ると思うけど、今回は熟成と清澄を期待して長めの熟成をしてみようと思う。

 

以上。