Wyeast 1214 ベルジャンアビーイーストを使って遊ぶ。
レシピをいろいろ考えたあげく、一発目は正統スタイルを作ることにした。しかもシングルでもダブルでもなく、トリプル。
やっぱ、ビール造るなら一度はチャレンジしたいじゃないですか?あのブロンドの液体、魅惑的なフレーバ。ヨーロッパの美人のような神秘的なビールを造りたいと。
さてレシピはこちら。
Batch Size
11リットル
Grain Build
ピルスナー 80%
カラピルス 10%
グラニュー糖 10%
SRM=4.5
※本当は砂糖の代わりにライトカラーなキャンディーシュガーを使うべき。
Massing
プロテインレスト 50℃ 30m
インフュージョン 62℃ 60m
マッシュアウト 74℃ 1m
※インフュージョンは糖化を促進するため低めの温度をキープ
Boil
75m
Hop & Spice schedule
スタイリアン ゴールド 28g 60m
マグナム 6g 60m
スタイリアン ゴールド 14g 30m
スタイリアン ゴールド 14g 0m
IBUs=32.3
Yeast
Wyeast 1214 Belgian Abbey
さてこのイースト、昨年の12月にベルジャンIPAで使ってから寝かせていたわけだが、6月の上旬に試験醸造し準備は万端。のはずだった。しかし、こちらの発酵遷移図を見てほしい。
なんと、3日目に早々に発酵が止まってしまったのだ。なんじゃそりゃー。7/7にドライイーストを投入して、何とかターゲットFGに達した。前回のシメイレッドクローンも途中で発酵が止まってしまったのだが、その時はVBNCレスキュー直後でまだイーストの状態が万全じゃないと思っていた。もしかして高比重の発酵停止はこのイーストの性質なのか?でも、WyeastのHPや口コミを調べても、このイーストは高発酵度とのこと。
きっとVBNCを経て素性が変化してしまったのだろうと思っていたら、このイーストにとって18℃の発酵温度は低すぎることが(さっき)わかった。活動温度範囲が20-25℃くらいで、エールにしては若干高め。18℃は低すぎなのだろう。説明書をちゃんと読まない性格なもんで・・・。
こちら瓶詰前の写真。
うーん。SRM高い。というかイーストが舞っていて透明度が低く、そう感じるのだろう。フロッキュレーションはLow~Middleと書かれているが、確実にLowと感じる。味はGood。ベルジャントリプルの表現が難しい複雑な味がする。ただ、ちょっと甘いかな。もっとドライな方が良い。
7/27に瓶詰。来週にはカーボが入ると思うけど、今回は熟成と清澄を期待して長めの熟成をしてみようと思う。
以上。