ヴァイツェン(Ver201908)

 ヴァイツェン月間の始まり。7月の中旬からヴァイツェンイーストを起こして、7月の末に試験醸造してイーストの状態を整えて、お盆休みに今年初のヴァイツェンを仕込んだ。

 

Batch Size

 11リットル

Grain bill

 ピルスナー         50%

 ウィートモルト       50%

 SRM=3.4

mash

 プロテインレスト 50℃ 30m

 インフュージョン 64℃ 60m

 マッシュアウト   76℃ 1m

boil

 90m

hop & spice schedule

 60m

  ハラタウ  4g

 30m

  ハラタウ  6g

 IBUs=12

Yeast

 Wyeast 3068 Weihenstephan Weizen

 

 前回に引き続いて今回も澱が多くて欠損が多かった。それを補うために水を追加しすぎてO.G.が計画を下回ってしまった。この澱の多さは、チル時の水温が影響している気がしている。しかし去年の夏がどうだったか思い出せない。もっと細かく醸造記録書かないとダメだな。

 

 さて、今回少し工夫したのは、イーストピッチ時の温度だ。18℃で発酵させたいのだけど、イーストピッチング時は16℃まで下げて、一晩かけて18℃まで上げる手法を取ってみる。

 

 こちらの過去記事を読み直していたら、ピッチングと発酵時の温度は足して30℃と書いている。12℃でピッチしたら18℃で発酵ってことだ。それをまねて、ピッチ時にガッツリ温度下げてみた。

vvm.hatenablog.com

 当時はよくわからなかったので避けた手法だが、理にかなっている気がしてきたのだ。どういうことかと言うと、ピッチング時に活動を停止している状態のほうが、ピッチング時の色々な影響を回避できるんじゃないかと。そして、時間をかけて活動温度に近づければ、イースト毎の活動開始の時間差で、イーストの成長サイクルを長く良い状態に保てる気がしたのだ。まぁ、ぜんぶ想像なんだけどね。

 

 そんで、今日瓶詰。突然の長期出張で3週間も二次発酵させることになって、めっちゃ清澄してしまった。見た目がぜんぜんヴァイツェンではない。味はクリーン。バナナ香もクローブ香も弱いが、薄いのではなくて背骨をしっかりと感じる良い出来。ヴァイツェンとはだいぶ違う完成品になりそうだが、どうなるのか非常に楽しみだ。

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以上。