セッションIPA(Ver202005-2)

 前回のセッションIPAの出来に気分を良くして、WLP090を使ったセッションIPAを立て続けに造ることに。今回はレシピと評価をまとめて報告。

 

Batch Size

 11リットル

Grain bill

 US2row      92%

 C40        3%

 CaraPils      5%

 SRM=4.1

モルト構成は前回と同じ。

Mash

 セルロースレスト@30℃    5分

 プロテインレスト@52℃    10分

 サッカリフィケーション@62℃ 15分

 サッカリフィケーション@70℃ 15分

 マッシュアウト@74℃       -分

 マッシュ効率 88%

Boil

 60m

Hop & Spice schedule

 60m ソラチエース  12g

 15m ソラチエース    6g

 15m アマリロ      6g

   0m ソラチエース    7g

   0m アマリロ      9g

1st Dry ソラチエース    8g

1st Dry アマリロ     10g

2nd Dry  ソラチエース    8g

2nd Dry  アマリロ     10g

 IBUs=52

Yeast

 WLP090

 

 今回ホップを工夫した。蛸井先生のこちらの記事を読んで触発されてソラチエースをつかってみたくなったのだ。ソラチエースに多く含まれるゲラン酸が他のホップの香気と合わさりレモン様を高め、他の香気も高めるという内容だ。

gendai.ismedia.jp

 

 かけ合わせるのは何がいいのだろうと、香りのイメージがしやすいカスケードを考えたが、切らしていたのでアマリロを選択した。

 

 こちら完成品。

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 5/31品に比べて少し色が濃い気がする。モルトの量と構成比は同じなんだけどな。

 アロマはソラチエースのレモングラスが颯爽と香る。アマリロのオレンジアロマは圧されてしまっている。口に含むとWLP090のすっきり感があるものの、ソラチエースのレモンの皮感が強すぎて苦い。アマリロのオレンジが合わさって、良く言えばグレープフルーツ。悪く言えば、腐ったミカンの苦みを演出して組み合わせがよくない。総合点は悪くないが、食べ合わせが悪い。

 今回、お茶パックを使用せずにドライホップをした。その影響なのかホップ香がきついな。自分は2週間の2次発酵中にずっと漬けておくのだが、直接だと期間が長すぎるのかもしれない。

 このイーストはホップやモルトの特長を引き出しやすい。今までイーストの扱い方、マッシングのやり方と醸造経験を高めてきたので、次はいよいよホップの世界に足を踏み入れてみましょうか。ドライホップの期間や組み合わせなど、いろいろ試してみましょうか。

 

 以上。