前回のセッションIPAの出来に気分を良くして、WLP090を使ったセッションIPAを立て続けに造ることに。今回はレシピと評価をまとめて報告。
Batch Size
11リットル
Grain bill
US2row 92%
C40 3%
CaraPils 5%
SRM=4.1
※モルト構成は前回と同じ。
Mash
セルロースレスト@30℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@70℃ 15分
マッシュアウト@74℃ -分
マッシュ効率 88%
Boil
60m
Hop & Spice schedule
60m ソラチエース 12g
15m ソラチエース 6g
15m アマリロ 6g
0m ソラチエース 7g
0m アマリロ 9g
1st Dry ソラチエース 8g
1st Dry アマリロ 10g
2nd Dry ソラチエース 8g
2nd Dry アマリロ 10g
IBUs=52
Yeast
WLP090
今回ホップを工夫した。蛸井先生のこちらの記事を読んで触発されてソラチエースをつかってみたくなったのだ。ソラチエースに多く含まれるゲラン酸が他のホップの香気と合わさりレモン様を高め、他の香気も高めるという内容だ。
かけ合わせるのは何がいいのだろうと、香りのイメージがしやすいカスケードを考えたが、切らしていたのでアマリロを選択した。
こちら完成品。
5/31品に比べて少し色が濃い気がする。モルトの量と構成比は同じなんだけどな。
アロマはソラチエースのレモングラスが颯爽と香る。アマリロのオレンジアロマは圧されてしまっている。口に含むとWLP090のすっきり感があるものの、ソラチエースのレモンの皮感が強すぎて苦い。アマリロのオレンジが合わさって、良く言えばグレープフルーツ。悪く言えば、腐ったミカンの苦みを演出して組み合わせがよくない。総合点は悪くないが、食べ合わせが悪い。
今回、お茶パックを使用せずにドライホップをした。その影響なのかホップ香がきついな。自分は2週間の2次発酵中にずっと漬けておくのだが、直接だと期間が長すぎるのかもしれない。
このイーストはホップやモルトの特長を引き出しやすい。今までイーストの扱い方、マッシングのやり方と醸造経験を高めてきたので、次はいよいよホップの世界に足を踏み入れてみましょうか。ドライホップの期間や組み合わせなど、いろいろ試してみましょうか。
以上。