3月にアメリカン・ペールエールを題材にしてホップの使い方のボーダーラインを探るってやったけどその続き。
vvm.hatenablog.com
上述のペールエールを仕込んだ後、すぐさま同じスタイルのペールエールを仕込んでいた。しかしこれが全然カーボ入らなくて、表舞台に出す予定がお蔵入りになった作品。最近ようやくカーボレベルが達成したので評価記事を書くことにした。
こちらレシピ。
レシピの注意点は、前回のペールエールはペールと言うよりアンバーだったから、モルトの存在感を薄めにしてみた。
Batch size
11リットル
Grain bill
US 2row 75%
ウィートモルト 10%
ハニーモルト 6%
グラニュー糖 6%
C40 3%
SRM=5 .8
Mash
セルロースレスト@30℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@69℃ 15分
マッシュアウト@76℃ -
Boil
60m
Hop & Spice schedule
60m マグナム 10g
10m センティニアル 6g
10m シムコ 6g
10m エルドラド 6g
0m センティニアル 6g
0m シムコ 6g
0m エルドラド 6g
1st Dry センティニアル 7g
1st Dry シムコ 7g
1st Dry エルドラド 7g
IBUs=40
Yeast
Wyeast 1272 American Ale II
前回同様、2ndドライホップはなし。ホップは新世代と旧世代ホップでオイル比率を1:1になるイメージで構成してみた。
こちら完成品。
色。前回よりペールでいい感じ。瓶詰から2ヵ月待っただけあって、カーボも張りのあるヘッドでグッド。
アロマ。このイースト特有の酸性のアロマ。その後ろにナットとモルトとレーズンの熟した匂い。
フレーバーは、初速タートでさわやか。そのあとに強すぎないモルティと柑橘ホップテイストのバランスが良い。
全体的に、若干高いABVでどっしりとしつつ、酸味とホップの柑橘テイストのバランスが良くて100点。このレシピは完成している。このイーストを使って何回か仕込んだけど、このレシピが1番かな。このイーストはタート&ナッティなので、イースト単体でバランスが取れる。モルトを強めすぎるとナッティと共振して押しが強くなる。またタートも持っているので、モルティと悪い共振するとも感じる。ここら辺は、このイーストのまとめ記事で別途述べる。
以上。