アメリカン・ペールエール(Ver202203)

 3月にアメリカン・ペールエールを題材にしてホップの使い方のボーダーラインを探るってやったけどその続き。
 
vvm.hatenablog.com

 上述のペールエールを仕込んだ後、すぐさま同じスタイルのペールエールを仕込んでいた。しかしこれが全然カーボ入らなくて、表舞台に出す予定がお蔵入りになった作品。最近ようやくカーボレベルが達成したので評価記事を書くことにした。

 こちらレシピ。
 レシピの注意点は、前回のペールエールはペールと言うよりアンバーだったから、モルトの存在感を薄めにしてみた。

Batch size
 11リットル
Grain bill
 US 2row        75%
 ウィートモルト     10%
 ハニーモルト      6%
 グラニュー糖      6%
 C40           3%
 SRM=5 .8
Mash
 セルロースレスト@30℃    5分
 プロテインレスト@52℃    10分
 サッカリフィケーション@62℃ 15分
 サッカリフィケーション@69℃ 15分
 マッシュアウト@76℃      -
Boil
 60m
Hop & Spice schedule
 60m   マグナム    10g
 10m   センティニアル 6g
 10m   シムコ     6g
 10m   エルドラド   6g
  0m   センティニアル  6g
  0m   シムコ      6g
 0m   エルドラド    6g
  1st Dry  センティニアル  7g
  1st Dry  シムコ      7g
  1st Dry  エルドラド    7g
 IBUs=40
Yeast
 Wyeast 1272 American Ale II

 前回同様、2ndドライホップはなし。ホップは新世代と旧世代ホップでオイル比率を1:1になるイメージで構成してみた。

 こちら完成品。

 色。前回よりペールでいい感じ。瓶詰から2ヵ月待っただけあって、カーボも張りのあるヘッドでグッド。
 アロマ。このイースト特有の酸性のアロマ。その後ろにナットとモルトとレーズンの熟した匂い。
 フレーバーは、初速タートでさわやか。そのあとに強すぎないモルティと柑橘ホップテイストのバランスが良い。
 全体的に、若干高いABVでどっしりとしつつ、酸味とホップの柑橘テイストのバランスが良くて100点。このレシピは完成している。このイーストを使って何回か仕込んだけど、このレシピが1番かな。このイーストはタート&ナッティなので、イースト単体でバランスが取れる。モルトを強めすぎるとナッティと共振して押しが強くなる。またタートも持っているので、モルティと悪い共振するとも感じる。ここら辺は、このイーストのまとめ記事で別途述べる。


 以上。