今使っているケルシュイーストの適合スタイルに出てきたビエール・ド・ギャルド。ぜんぜん知らなかったスタイルだけど、久々に新しいスタイルに挑戦することに。
スタイルの解説はBJCPスタイルガイドを参照。
https://www.bjcp.org/style/2015/24/24C/biere-de-garde/
他のサイトなど調べていたら、北フランスのセゾンってのがわかりやすい説明だった。スタイルガイドにも以下の説明があり。
Related to the Belgian Saison style, the main difference is that the Bière de Garde is rounder, richer, malt-focused, and lacks the spicy, bitter character of a Saison.
強くリッチで、モルティ。スパイシーやビターを欠いたセゾンってのが違いとのこと。最近、色の薄いビールを造ることが多くて神経使っていたけど、久々にモルティが許可されたスタイルで、そんなところもこのスタイルに挑戦したくなった理由である。
レシピを調べてもあまり出てこなかったが、いろいろ総合してこちらのレシピにしてみた。
Batch size
11リットル
Grain bill
ピルスナー 70%
ミュンヘン 12%
ピエナ 7%
アロマティックモルト 2%
グラニュー糖 9%
SRM=5.2
Mash
セルロースレスト@30℃ 5分
プロテインレスト@52℃ 10分
サッカリフィケーション@62℃ 15分
サッカリフィケーション@69℃ 15分
マッシュアウト@76℃ -
Boil
60m
Hop & Spice schedule
60m ノーザンブリュー 13g
30m テトナンガー 10g
0m テトナンガー 4g
0m シトラ 4g
IBUs=29
*参考レシピがアメリカンホップを使っているのに触発されて、シトラを味付けにつかってみた
Yeast
Wyeast 2565 KÖLSCH
その他工夫として一次発酵時の温度を高めの18℃にキープして、このイーストのエールの面を引き出してみた。今二次発酵中。澱引きの写真を撮り忘れてしまった…。
ケルシュの青リンゴっぽさとモルティが混ざった甘ったるいアロマが未知の出来を予感させてワクワクする。
以上。