ビエール・ド・ギャルド(Ver202202)

 今使っているケルシュイーストの適合スタイルに出てきたビエール・ド・ギャルド。ぜんぜん知らなかったスタイルだけど、久々に新しいスタイルに挑戦することに。
 スタイルの解説はBJCPスタイルガイドを参照。

https://www.bjcp.org/style/2015/24/24C/biere-de-garde/

 他のサイトなど調べていたら、北フランスのセゾンってのがわかりやすい説明だった。スタイルガイドにも以下の説明があり。

Related to the Belgian Saison style, the main difference is that the Bière de Garde is rounder, richer, malt-focused, and lacks the spicy, bitter character of a Saison.

 強くリッチで、モルティ。スパイシーやビターを欠いたセゾンってのが違いとのこと。最近、色の薄いビールを造ることが多くて神経使っていたけど、久々にモルティが許可されたスタイルで、そんなところもこのスタイルに挑戦したくなった理由である。

 レシピを調べてもあまり出てこなかったが、いろいろ総合してこちらのレシピにしてみた。

Batch size
 11リットル
Grain bill
 ピルスナー        70%
 ミュンヘン        12% 
 ピエナ          7%
 アロマティックモルト   2%
 グラニュー糖        9% 
 SRM=5.2
Mash
 セルロースレスト@30℃    5分
 プロテインレスト@52℃    10分
 サッカリフィケーション@62℃ 15分
 サッカリフィケーション@69℃ 15分
 マッシュアウト@76℃      -
Boil
 60m
Hop & Spice schedule
 60m  ノーザンブリュー    13g
 30m  テトナンガー      10g
  0m  テトナンガー      4g
  0m  シトラ         4g
 IBUs=29
 *参考レシピがアメリカンホップを使っているのに触発されて、シトラを味付けにつかってみた
Yeast
 Wyeast 2565 KÖLSCH

 その他工夫として一次発酵時の温度を高めの18℃にキープして、このイーストのエールの面を引き出してみた。今二次発酵中。澱引きの写真を撮り忘れてしまった…。
 ケルシュの青リンゴっぽさとモルティが混ざった甘ったるいアロマが未知の出来を予感させてワクワクする。

 以上。