2023シーズンのラガー

 ようやくこの時季らしい寒さになり、来週の勤労感謝の日は氷点下になるとのことで、車のタイヤをスタッドレスに交換した。スタッドレスを履いたらそう、ラガーシーズンの始まりである。

 というわけで2023シーズンのラガーイーストの紹介。Wyeast 2278 Czech Pilsである。

 ここ数年のラガーイーストの変遷はこちら。
2019:Wyeast 2308 Munich Lager
2020:Wyeast 2124 Bohemian Lager
2021:Wyeast 2007 Pilsen Lager
2022:Wyeast 3056 Bavarian Lager
 こうやって各地域のラガーイーストを使いまわした結果、自分はボヘミアンラガーが好みに合っている結論に達したのだが、今回使うイーストもチェコなわけで、地域的にかぶっている。どっちが自分に合うのだろうと、最終チェックすることにしたのだ。来年からは毎年同じイーストでもいいやと思っている。

 今回のイーストの話に戻る。このラガーイーストを使った1回目の醸造の感想としては、こいつぜんぜん起きやがらないの…。こちら発酵の遷移グラフ。

 スターターを準備しなかったてのもあるけど、発酵まで一週間かかったの初めてじゃないだろうか。7日目でも比重がピクリともせず、あきらめて在庫のドライイースト(エール)を投入しようと温度を上げたのが11/5。すると翌日に発酵の兆候が見られたので、温度高めで発酵させることにした。ラガーに20℃は高すぎかな?と3℃くらい下げたら発酵がリアルタイムでピタッと止まったのが11/8。慌てて温度を戻した。何だこのイースト、寒がりすぎだろ。

 スペックは10-14℃だから低い温度は得意じゃないみたいだけどね。春先に買ったイーストだからコンディションが悪かったのだろう。その影響か、ちょっとスモーキーなアロマが出てる。これはイーストをイジメた結果、イーストが拗ねた匂いだと認識している。ごめんね。
 拗ねたイーストをしっかり沈めたいから、少し長めに寝かせて、飲めるのは12月2日かな。

 以上。