アイリッシュ・IPA(Ver201905)

 Wyeast 1084 アイリッシュ・エールイーストを使ったIPA。紛らわしいが略すとIIPA。5月11日に仕込んで、瓶詰から2週間経過したのでレシピと評価を同時報告。

 

 シングルホップにする予定だったが、本当のシングルホップにするとターゲットIBUに達しないので、ビタリングホップを分けたこと、ご了承いただければと思います。ですます。

 

 レシピはこちら。

Batch Size

 11リットル

Grain Build

 Maris Otter         82%

 CaraPils               8%

 グラニュー糖           10%

 SRM=4.3

Mash

 プロテインレスト    50℃ 30m

 インフュージョン    65℃ 60m

 マッシュアウト        76℃ 3m

 ※今回、60分間のインフュージョン中ずっと攪拌してみたが、マッシュ効率は変わらなかった。ただただ疲れた。

Boil

 60m

Hop & Spice schedule

 マグナム     14g 60m

 マグナム     12g 30m

    エクィアノット 10g    10m

    エクィアノット 10g      0m

    エクィアノット 16g     1st Dry  

    エクィアノット 14g     2nd Dry  

  IBUs=61.8

Yeast

 Wyeast 1084 Irish Ale

 

 さぁ乾杯。

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 ファーストインプレッションの1次評価は「苦くて旨い」だ。

 2次評価はもう少し深堀してみる。味は砂糖を10%入れているだけあってモルティはなくて、ねらい通り。ホップのエクィアノットの強すぎないフレーバーが良い。このホップはトロピカル系なのだけど、グラッシーがベースにあって、ビール全体のバランスを考えるときには使いやすいホップというのが自分の感想。イーストは、よく働いている。だけど自分の知っている1084と違う。瓶底培養の影響か、イーストの素性が変わってしまっているようで、1084のサイダーのようなさわやかさがなりをひそめてしまっている。しかし、トータルバランスが良好で飲めるIPAに仕上がっている。うまい。

 

 実は、今回のビールは失敗作と予想していた。なぜなら、この瓶底培養イーストを使った試験ビールを何度か飲むうちに硫黄臭(H2S)に気づいたのだ。今回紹介しているビールも発酵中のロッテンエッグ臭がひどくて、ぜったいに失敗ビールになるだろうとレシピ紹介を控えていた。幸いなことにH2Sは揮発するので、長い2次発酵期間を設けることで、悪臭は消えてくれて、今日のお披露目に至る。

 硫黄臭が発生するエールは、ほぼほぼバクテリア汚染されていると思ってよい(ラガーや一部エールイーストは発酵中にH2Sを発生するものあり)。要するに瓶底培養に失敗したってことで、ちゃんと飲めるようになったくれただけで本当に感謝だ。「バクテリアに負けずよく頑張った!」とイーストちゃんをほめたたえたい一杯。

 

 このイーストを使った現在進行中の醸造ビールの話がまたあるので、この話はプロローグとしてとらえてもらいたい。

 

以上。