2018/4Mの日記

 4月なのに、まだ寒い。早く暖かくなれ。そんな寒い4Mだが、GWはあとすこし。GWに向けて仕込みの計画を立てた。いろいろ仕込むぞー!

 今日は一番搾り製法ラガーを2次発酵容器に移したのみ。右が一番搾り麦汁の若ビール。左が二番絞り麦汁を足した若ビール。SRMは同じ感じだが清澄度が若干違う。一番搾り製法のほうがきれいだ。清澄度が出ると何がいいかって、光の複雑さが増してより奥行きがでる。そうすると気品と重厚さがでる。その点、NE IPAってのはのっぺりとしているので見た目は好きではない。

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 味見をすると、一番搾り製法ラガーの軽やかな舌触りに驚いた。二番絞りをプラスした方は酸味+渋みがついており、比べるまでもなく飲みやすさが違う。ええ~こんなに違うの?と一人リアクション。熟成とボトルコンディションを経た後、どう変化するかはわからないが、使っている材料が違うんじゃないかと疑うほどの異なる味覚に、ただただ驚きだ。一番搾り製法、もしかしたらすげーかも。

 

 次は、スターターの話。次の仕込みで、ホップの在庫処分を目的とした正統派アメリカンIPAを、その次には春らしいヴァイツェンを仕込むつもりでいる。しかし、どちらも半年以上寝せている酵母を使うことになるので、スタータを準備することにした。モルトエクストラクトで薄めの麦汁を作り、まずは酵母の目を覚まさせる。そして次は少し濃いめの麦汁、最後はいつも通りの比重の麦汁と、筋トレのように段階をふんで負荷をかけていき、ムキムキの状態までもっていくのだ。

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 さて、2つのスターターができたわけでだが、困ったことに、どっちがどっち酵母かわからなくなってしまった(酔っぱらってた)。片方は志賀高原IPAから培養したエールイースト。片方は伝統あるヴァイエンシュテファンのヴァイツェン用のエールイーストだ。鼻を近づけて匂いをかぐも、両方ともへたった酵母臭で判断が難しい。かろうじて左のほうがさわやかなエステル香があるのでIPA用かな?と思うが、自分のバカ味覚とバカ嗅覚は信用置けない。もう少し時間がたってイーストが元気になれば、特徴が表面化してくれるんじゃないかと期待する。

 志賀高原IPA酵母培養の話はこちら。

イースト培養最終章と2017/7Eの戦績と - homebrew diary

 

 

 最後に、NE IPLの様子。

NE IPL(Ver201802) - homebrew diary

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 色は相変わらずアンバーなままだが、これがおいしくなってきた。ボトルコンディションが進んでイースティさが増したおかげでバランスが出てきた。しっかりヘッドができるくらいカーボも入ってきて、過剰ホップを上手に調律してくれている。うーん、このビールをみんなに配りたかったな。

 

以上。