夏に発注したホップが迷子になってしまって、いよいよ手持ちのホップが底をついてきた(迷子になった話はこちら)。再度ホップを見積もり直して注文することに。
冬に向けた醸造なのでノーブル系の出番が多くなるかなと、ハラタウをカートにポン。ここで久々にハラタウの疑問が頭をよぎる。ハラタウって種類がたくさんあるけど、どれが一般的なハラタウ?
というわけで、本日はハラタウ調査報告ブログとする。
- ミッテルフリュ(Mittelfrüeh)
ハラタウの源流となるホップで伝統的なノーブルホップ
個人的には正式なハラタウと言えばこれだと思ってる。
特長はライトフラワリー
AA=3~4%程度
- トラディション(Tradition)
1989年に作られたミッテルフリューとゴールド、ザーツを交配した種
菌耐性の強化とアルファ酸を高めた
特長はアーシー、グラッシー、桃
AA=4~8%
- ブラン(Blanc)
2012年に作られたカスケードのdaughter (派生?)種
ハラタウの名前がついているみたいだけど、ノーブルホップとは程遠い
特長はフルーティー、ソーヴィニヨンブラン
ネルソンソーヴィンが代替ホップ
AA=9-12%
- ゴールド(Gold)
1970年代に開発されたミッテルフリュのdescendant(子孫?)種
こちらはwilt(しおれ?)の改善を行ったとのこと
単純に「Hallertua」として売っていたら、GoldとMitterflueの混合とのこと
(ある意味これが一般的なハラタウなのかも)
特長は心地よい大地の香り
AA=7-10%
- ハースブルッカ(Hersbrucker)
これは「ハラタウ」がつかないことが多いが、おまけに調べた
ミッテルフリュを置き換えるために開発
ドイツではいまだに根強い人気がある
特長はフローラル、フルーティー、スパイシー
AA=2-5%
なぞが解けてスッキリしたが、こういう調査をするとどれも使ってみたくなる。購入リストがこんがらがってしまった。。。
以上。