セゾンと言ったら、ベルギー南部の農家が冬に仕込んで夏に飲む。とか定型文がありますよね。ベルギーに行ったことないし確認しようもない話なのに、何回も聞かされると頭に刷り込まれてしまう。そのためセゾンを飲むと、どうしても田舎の農家の金色の麦畑が思い浮かぶから、脳みそがいい加減で面白い。また、我が家は夏はアメリカンエールを仕込むことが多いので、ベルジャンやセゾンは秋から冬が多い。そんなわけで、頭の中の麦畑は紅葉と入り混じってワンダーな景色になっているのが、自分のセゾンのイメージだ。
2021年に仕込んだこのセゾンの味が完璧すぎてレシピの変えようがないが、若干色が濃いからちょっとアレンジ。
ザ・セゾン(Ver202102) - homebrew diary
モルト | % | ホップ | g@m | |
ピルスナー | 77 | EKG | 7g@60m | |
カラピルス | 9 | EKG | 7g@15m | |
アロマティック | 1 | EKG | 8g@30m | |
小麦粉 | 6 | |||
グラニュー糖 | 7 | |||
SRM | 3.2 | IBUs | 22 |
使用するイーストはやっぱこれ、Wyeast3522 Belgian Ardness。この前Omegaのセゾンイーストを使ったけど、フェノールが強すぎてスモーキーだった。アードネスはフェノールとフルーティと旨味のバランスが秀でてる。WyeastのHPには適合スタイルにセゾンが出てこないんだけど、自分にとってはセゾンイースト。ちなみに自分がアードネスを知ったのは、ヤッホーブルーイングの「僕ビール、君ビール。」の初代がアードネスイーストだったから。
こちら完成品。
色が抜群にいいね。小麦を入れているからヘッドも力があってよい。
アロマはヘッドが厚いため全体的に弱く、ほのかにフェノール。口に含むと、初速はピリッとスパイシーが強い。遅れてフルーティがまったりと口の中を甘くする。フェノールの存在が強めながら最低限のバランスは残っている。及第点。もしかしてモルト比率が低いことがフェノリックを強める結果に結びついているのかも。
アードネスで遊ぶ秋の始まり始まり。
以上。