チェコ・アンバー・ラガー(Ver202311)

 あけましておめでとうございます。今年初の紹介は、今季のラガーシーズンで使用している「Wyeast 2278 Czech Pils」を使ったアンバーラガーの話。このイーストを使ったラガーがイースティでふんわりと甘くて、造りたかったラガーとなんか違う。この甘さはダークラガーが適正な気がしてきたので、アンバーラガーを造ってみた。
 
こちらレシピ。



バッチサイズ 11ℓ
モルト % ホップ g@m
ピルスナー 63 マグナム 6g@60m
ミュンヘン 25 ザーツ 5g@60m
C40 4 ザーツ 10g@30m
メラノイデン 4
カラヘル 3
チョコレートモルト 1
SRM 9.4 IBUs 29


 こちら完成品。

 色がむっちゃよい。清澄度の高さが奥深さを演出して美しいアンバー。スタイルのターゲットSRMは10~16だから、ぎりぎり薄いんだけどいいでしょ。
 アロマはパッシブでナイーブ。あえて言うならイースティが醸すウマミのアロマ。
 フレーバーの初速はこんがりとしたモルトの甘み。次にイーストの甘さが混ざり、後半は炭酸の酸味が強くなって非常に複雑。フィニッシュはモルトの焦げ味が再び巻き上がり、喉が渇いて次の一口が止まらない。止まらないバランス感がやべぇ。

 このイーストはモルティ強めで正解だな。次はチェコ・ダーク・ラガーを仕込むぞ。

 最後、今年の抱負。ここ数年いろいろな種類のイーストを勉強してきたので、今年は気に入ったイーストを固定して、自分のスタイルづくりにまい進したい所存です。

 今年もよろしくお願いします。