シードル(Ver201911)

 今回はシードルに挑戦。シードルはリンゴのお酒なんだけど、呼ばれ方は各国微妙に違って、イギリス圏ではサイダー。自分がサイダーと言うときは頭に「三ツ矢サイダー」が浮かんでたから、ちょっと新鮮な知識更新。アメリカではアルコールの高いシードルは「ハードサイダー」と言われるらしい。by Wiki.

 かねてからシードルに挑戦しようと思うも、なかなか調査の時間を取れずに先延ばしにしていた。しかし、モルトの送料が高い昨今の状況を顧みて、もっと醸造の幅を広げられないかと、重い腰を上げて挑戦してみることにした。

 

 初めは、リンゴの搾り方とその濾過の方法がシードル醸造の要になると身構えていた。いくつかのWebを調べ始めて、なんのことない、リンゴジュースを買ってくればいいとのこと。本格的には絞るとのこと。

 

調べた醸造手順をまとめる

・発酵容器にリンゴジュースを入れる

・温度を適温にする

イーストを投入してエアレーション

・好みに応じてドライホップ(カスケードやシトラ、モザイクが適している)

 

 というわけで、醸造開始。材料これと水だけ。

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 写真の一番左のペットボトルはイースト。イーストは、Wyeastのシードル用のイーストが欲しかったのだけど、いつも利用している通販サイトにはおいておらず、現在元気なLondon AleⅢをつかうことにした。ジュースには還元濃縮タイプとストレートタイプがあるんだけど、クリアな還元濃縮を選択。美味しいのは白濁したストレートなんだろうけど、やっぱシードルはクリアな方がいいでしょ。

 

 イースト投入後の翌日。バリバリ発酵中の写真。

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 シュワシュワと激しく発酵しているけど、泡がほとんどない。見ての通りイーストで濁ってしまったが、最終的には清澄すること祈る。この後は、いつも通りの発酵遷移を見せて無事に2次発酵へ。

 

 醸造の感想としては超楽。モルト缶は湯煎が必要だけど、それすらない。美味しくできたら、今度から試験醸造用の小バッチはシードルにしようかなと思うくらい。

 

以上。